ケンビューが反発 トランプ大統領の発言に研究者らから厳しい批判=米国株個別
(NY時間10:17)(日本時間23:17)
ケンビュー<KVUE> 17.57(+0.60 +3.54%)
ケンビュー<KVUE>が反発。前日はトランプ大統領が、解熱鎮痛薬「タイレノール」の有効成分と自閉症を関連付け、妊婦に対し医療的に必要な場合を除き服用を控えるよう強く呼びかけると述べたことで、売りが強まっていたが、本日は反発している。
トランプ大統領の発言に研究者らから厳しい批判が寄せられている。トランプ大統領のアドバイスは、数十年にも渡る科学的調査を無視し、母親と乳児を危険にさらす恐れがあると主張。自閉症や注意欠陥多動性障害(ADHD)の妊娠関連リスク要因を25年間研究してきた医師で科学者は、「ホワイトハウスの発表は、欧州などでパラセタモールとして知られるアセトアミノフェンに関する科学的知見を誤って伝えている」と述べた。
また、米産科婦人科学会はトランプ大統領の発言を「無責任だ」と批判。米国小児科学会も、科学的知見を歪めることは自閉症の人々に対する不利益になると指摘した。
英国の医薬品・医療製品規制庁は、パラセタモールが自閉症を引き起こす根拠はないとし、妊娠中に服用しても安全だと表明している。
【企業概要】
コンシューマーヘルス製品の研究開発・製造・販売に従事する。疼痛・アレルギーなどに対するセルフケアや、スキンケア・美容、およびオーラルケア、ベビーケア、創傷ケア用のブランド製品を、eコマース・消費者向け直販チャネル・小売店・販売店を通じて、世界の消費者に販売する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース