フリーポートが続落 アナリストは投資判断を「中立」に引き下げ=米国株個別
(NY時間10:25)(日本時間23:25)
フリーポート<FCX> 35.85(-1.82 -4.83%)
フリーポート・マクモラン<FCX>が続落。前日はインドネシアのグラスバーグ鉱山で事故が発生し、契約供給についての不可抗力であるフォース・マジュールを宣言したことで売りが強まっていた。本日もその下げが続いている。
アナリストは今回の件で投資判断を「中立」に引き下げた。「潜在的な下振れリスクはあるものの、現時点で27年の見通しについては変更を加えないものの、26年に予想していたフリーキャッシュフロー(FCF)の黒字転換や自社株買いの大幅拡大については、もはや見込んでいないとした。
「今回の影響の全容が明らかになるまで、株価には大きなオーバーハング(重荷)が残るだろう」と述べ、目標株価を従来の55ドルから45ドルへ引き下げた。それでも直近終値から19%の上昇余地を示している。
【企業概要】
銅・金・モリブデン等の豊富な実証済みおよび推定埋蔵量を保有し、大規模で長期にわたる地理的に多様な資産を運営する。インドネシアのグラスベルグ鉱区や、米国アリゾナ州のモレンシー鉱区、ペルーのセル・ベルデ鉱山などの鉱床で採掘を行う。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース