【楽天証券】FIDO2「パスキー認証」を全チャネル導入へ
楽天証券は9月29日、パスワード不要でログイン可能な「パスキー認証」を10月26日より全チャネル(スマホアプリ、パソコン向けツール含む)(※1)に導入すると発表した。「FIDO2(Fast IDentity Online 2)」を用いたパスキー認証の全チャネルへの導入は、国内主要証券で初(※2)。
スマホなどの利用端末に保存された「秘密鍵」と同社に保存された「公開鍵」のペアで認証を行うため、不正アクセスのリスクを大幅に低減することが可能に。スマホでパスキーを作成するため、生体認証と組み合わせることで利便性とセキュリティが強化されるほか、ログイン時のID・パスワード、絵文字などの入力も不要となる。
パスキー認証が利用できない人は引き続き、ログインID・パスワードと絵文字「ログイン追加認証」でログインする。セキュリティ強化のため、現在の認証コード2文字選択から、4文字選択へ変更する。
また、注文発注時にメールで知らせる「注文通知」の提供も開始する。現在、約定時にメールで知らせる「約定通知」を提供しており、今後は国内株式や中国株式などを対象に発注時の通知も任意で設定可能となる。
さらに、セキュリティ対策の設定状況を一目で確認・設定できるよう、「セキュリティ設定」画面をリニューアルする。
パスキー認証、注文通知の導入とセキュリティ設定画面のリニューアルは10月26日を、ログイン追加認証のセキュリティ強化は11月末を予定している。
(※1)「楽天MT4」を除く
(※2)主要ネット証券(口座数上位5社:SBI証券、松井証券、マネックス証券、三菱UFJ eスマート証券、楽天証券(五十音順))、主要対面証券(同:SMBC日興証券、大和証券、野村證券、みずほ証券、三菱UFJモルガンスタンレー証券(同))で比較(2025年9月29日、楽天証券調べ)
■「パスキー認証」詳細
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/info/info20250718-02.html
株探ニュース