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ダウ先物は軟調 米政府鎖リスクをにらみながら、前日の上昇の勢いが一服=米国株

市況
2025年9月30日 21時48分

米株価指数先物(12月限)(NY時間08:32)(日本時間21:32)

ダウ先物 46539(-73.00 -0.16%)

S&P500 6704.00(-9.50 -0.14%)

ナスダック100先物 24813.00(-24.75 -0.10%)

きょうの米株価指数先物市場、ダウ先物、S&P500、ナスダック100とも軟調。今月の米株式市場は9月としては異例の好調な月となったが、本日は米政府閉鎖リスクをにらみながら、前日の上昇の勢いが一服している。

前日はAI関連銘柄が買い戻されて反発を主導。先週はAI関連取引に懐疑的な見方も広がり、循環性や負債拡大、エネルギー供給制約といった懸念が重しとなっていた。一部投資家はマグニフィセント7や主要半導体メーカーの堅調な業績が相場を押し上げ続けると期待している。

米政府機関の閉鎖については、通常であれば市場に大きな影響は与えにくい。しかし、今回は労働市場の減速、スタグフレーション懸念、高バリュエーションへの警戒感がすでに広がっている中、過敏に反応するのではとの警戒も聞かれる。また、ムーディーズが5月に米格付けを引き下げたばかりだが、格付け会社の再評価リスクも意識される状況。

目先は金曜日に発表が予定されている9月の米雇用統計を含む、主要経済データが閉鎖で発表延期となる可能性がある。米当局もその可能性を示唆していた。これは、10月29日の次回FOMCを前にした判断にとって重要な情報の欠落を意味する。

一部からは「閉鎖は短期的に市場センチメントとボラティリティに副次的な影響を与える。不確実性が長引けばリスク資産への重しが強まる」との警告も出ている。

衛星通信ネットワークのエコスター<SATS>が時間外で上昇。ベライゾン<VZ>が同社の一部無線周波数帯の取得について協議を進めていると伝わった。

スキーリゾート運営のベイル・リゾーツ<MTN>が決算を受け時間外で下落。26年度通期のガイダンスも公表し、予想を下回るEBITDAの見通しを示した。今後のスキーシーズンに向けたパス販売が当初見込みを下回ったことが要因。

ロケットや宇宙船開発のファイアフライ・エアロスペース<FLY>が時間外で大幅安。テキサスでの試験中に切り離したロケットをを喪失する事象が発生したと発表した。

仮想通貨のマイニングなどを手掛けるビットデジタル<BTBT>が時間外で下落。転換社債の発行が伝わった。

(NY時間08:43)(日本時間21:43)時間外

エコスター<SATS> 78.51(+4.86 +6.60%)

ベイル・リゾーツ<MTN> 144.10(-3.96 -2.67%)

ファイアフライ<FLY> 32.75(-4.21 -11.39%)

ビット・デジタル<BTBT> 2.87(-0.33 -10.31%)

アップル<AAPL> 253.86(-0.57 -0.22%)

マイクロソフト<MSFT> 514.15(-0.45 -0.09%)

アマゾン<AMZN> 222.34(+0.17 +0.08%)

アルファベットC<GOOG> 244.23(-0.13 -0.05%)

アルファベットA<GOOGL> 243.87(-0.18 -0.07%)

テスラ<TSLA> 442.15(-1.06 -0.24%)

メタ<META> 745.34(+1.94 +0.26%)

エヌビディア<NVDA> 182.55(+0.70 +0.38%)

AMD<AMD> 160.96(-0.40 -0.25%)

イーライリリー<LLY> 724.44(-2.07 -0.28%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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