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コンステレーション・ブランズ、決算受け上昇 厳しい環境も1株利益が予想上回る=米国株個別

材料
2025年10月7日 22時40分

(NY時間09:37)(日本時間22:37)

コンステレーション・ブランズ<STZ> 146.88(+8.17 +5.89%)

コロナビールなどアルコール飲料を手掛けるコンステレーション・ブランズ<STZ>が上昇。前日引け後に6-8月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ビール出荷量も予想ほどは落ち込まなかった。最近発売した「コロナ・サンブリュー・シトラス・セルベッサ」の販売好調が寄与した。通期のガイダンスも公表し、前回の見通しを維持している。

ニューランズCEOは「依然として消費需要を抑制する厳しい経済環境に直面しているが、われわれは引き続き米国のビール業界でシェア拡大をリードしている」と述べた。

アナリストは「米国のアルコール飲料市場は引き続き厳しい環境にあるものの、堅調な財務基盤により同社は配当および自社株買いの約束を果たせる見通しだ」と述べている。

さらに、「第2四半期のビール事業の営業利益が9億5200万ドルと予想を上回ったことが、1株利益が予想から上振れした主因だった」とも指摘している。

(6-8月・第2四半期)

・1株利益(調整後):3.63ドル(予想:3.39ドル)

・売上高(調整後):24.8億ドル 15%減(予想:24.5億ドル)

ビール:23.5億ドル(予想:23.3億ドル)

ワイン・スピリッツ:1.36億ドル(予想:1.30億ドル)

・営業利益(調整後):8.86億ドル(予想:8.49億ドル)

・ビール出荷量:8.7%減(予想:9.4%減)

・ワイン・スピリッツ販売量:2.0%増(予想:6.5%減)

(26年度通期見通し)

・1株利益(調整後):11.30~11.60ドルを維持(予想:11.44ドル)

・売上高:4~6%減を維持

ビール:2~4%減を維持

ワイン・スピリッツ:17~20%減を維持

・FCF:13~14億ドルを維持(予想:13.6億ドル)

【企業概要】

ニューヨークに本社を置く、約40施設を有し、ブランドポートフォリオには「ロバート・モンダヴィ」や「フランシスカン・エステート」など100以上があり、ビール、ワイン及び蒸留酒の生産・販売に注力するアルコール飲料会社。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

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