このあとFOMC議事録 相場に大きな影響を与えないとの見方も
米政府機関の閉鎖が続いており、米経済指標の発表も相次いで延期されている中、市場は手掛かり材料に乏しい日々を送っている。そのような中、このあと日本時間午前3時にFOMC議事録は公表される。
利下げを実施し、FOMC委員の金利見通し(ドット・プロット)は年内あと2回の利下げ予想を示した会合の議事録だが、その後のFOMC委員の発言は利下げに慎重な声が多い。
アナリストからは、今回の議事録は相場に大きな影響を与える可能性は低いとの見方を示している。FOMC委員の間の意見の相違が浮き彫りになる可能性はあるが、それ自体は目新しいことではないという。最終的に相場を動かすのは将来の見通しだと述べている。
FRBの今後の方針は、インフレ動向と雇用市場のデータが決定的な要因となるが、米政府機関の閉鎖の影響で公式統計の公表が遅れている。そのため、新しい情報が出てこない限り、FOMCメンバーの過去の発言に反応しても意味はないという。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース