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【クラファン・優待】陸上養殖×水耕栽培「アクアポニックス」を全国へ プラントフォーム、10月11日募集開始

経済
2025年10月9日 15時00分

「アクアポニックス」で農産物などを生産する株式会社プラントフォーム(新潟県長岡市)が、株式投資型クラウドファンディング(新株予約権型)による出資を募集します。申し込みは10月11日10時開始を予定しています。

・ 新株予約権型
・ 目標募集額:945万円、上限募集額:9999万円
・ VC出資実績あり
・ 事業会社/CVC出資実績あり
・ 新株予約権者優待あり:同社オンラインストアクーポン券
・ 類似上場企業:エヌピーシー <6255> [東証G]、グリーンエナジー&カンパニー <1436> [東証G]、Terra Drone <278A> [東証G]、ジェノバ <5570> [東証G]、イーサポートリンク <2493> [東証S]

新しい食料生産モデルの実現へ

【タイトル】

(出典:FUNDINNO)

プラントフォームの山本祐二代表はリクルート(リクルートホールディングス <6098> [東証P])で営業、メディックス <331A> [東証S]でBtoBマーケティング支援組織や新規事業開発を担当した後、サステナブルデータセンター事業を手掛けるベンチャーを新潟県長岡市に創業、取締役CMO(最高マーケティング責任者)を務めています。

その後、データセンターから排出される余熱を食料生産へ活用するビジネスモデルを模索し、2018年にプラントフォームを創業しました。

同社はアクアポニックス(陸上養殖と水耕栽培を組み合わせた循環型の農業システム)技術を核として、持続可能な新しい食料生産モデルの実現を目指しています。

2019年に商用プラントの開発に成功し、チョウザメと需要の大きな有機野菜を生産。リーフレタスはアクアポニックスによる日本初の栄養機能食品として販売し、スーパーマーケットの売上で国内最大手の流通グループ企業と販売契約を結んでいます。

同社は、長年の研究で培った高い技術力と運用データ、大手小売店から地場スーパーまでの多くの販売実績を有しており、大規模なプラントを総合管理するIoTシステムを開発したほか、養殖排水を肥料化する技術は特許を取得しています。

また、大学との共同研究により、チョウザメのDNAによる雌雄判定技術を実現、導入したことで全雌飼育が可能に。「生産効率は約2倍に向上し、約8~10年かかっていたキャビアの生産サイクルを最短3年に短縮しました」(同社)。

同システムを活用し、アクアポニックスへの参入支援事業も展開しており、現在は大手企業など全国18カ所へ導入。フランチャイズとして加盟店形式で提供することで、資材販売や加盟店のロイヤリティなど収益モデルを多角化しています。

「創業以来6期連続で増収を達成しており、前期売上高は約2.5億円、今期は約3.6億円を見込むなど事業は順調に拡大しています」(同社)

低食料自給率の背後にある「肥料の輸入依存」

【タイトル】

(出典:FUNDINNO)

同社によると、日本の食料自給率は約38%ですが、その生産に不可欠な化学肥料の原料は、ほぼ全量を輸入に依存しており、実質的な食料自給率は数値以上に低い水準にあるといいます。

また、コロナ禍以降、肥料原料の国際価格は最大約5倍まで高騰し、円安もあって、農業経営への深刻な打撃に。「今後も世界人口の増加が予測される中、日本が肥料の調達で買い負けとなるリスクは高まり、国内の食料生産における持続性が危ぶまれています」(同社)。

こうした状況を打破し得る技術がアクアポニックスであり、これは、魚の排せつ物をバクテリアが分解して植物の栄養源に変換し、植物が栄養を吸収して水を浄化、その水を再び養殖に戻す仕組みです。

「これにより、化学肥料使用ゼロを実現し、土壌栽培や従来の植物工場などと比較して効率的に生産することが可能となります」(同社)

アクアポニックスの「真価」は肥料の輸入依存の問題を解決し得る点にあるといい、「弊社はこの循環型システムの社会実装を進め、持続可能な未来の実現を目指します」(同社)。

事業内容・競争優位性・ビジネスモデル

【タイトル】

(出典:FUNDINNO)

同社は、大規模な商用アクアポニックスにおける「プラント運営」「参入支援」の2軸で事業を展開しています。

前者については2019年より、長岡市の大型アクアポニックスプラントで、キャビアが取れるチョウザメの養殖と葉物など有機野菜の生産を実施。いずれも「FISH VEGGIES(フィッシュベジ)」ブランドで販売を行っています。

同ブランドは小売店などへ安定供給しており、特にリーフレタスは季節に関係なく、葉酸とビタミンKが安定的に含まれることが新潟大学との共同研究で判明、アクアポニックス産の野菜としては日本で初めて、栄養機能食品として販売しています。

チョウザメについてはキャビア販売のほか、フィレ肉やパスタソースなどの加工品も販売。直営レストラン「発酵熟成イタリアン・NAGAOKA SASATEI」では自社食材を活用した料理を提供しており、2023年のオープン以来毎年、売上を伸ばしています。

参入支援では、アクアポニックスを始めたい事業者に、プラント企画・設計・施工、運営、「FISH VEGGIES」ブランドを活用した販売支援策までトータルなサポートを提供しています。

「弊社のシステムは環境やご要望に合わせて、イチゴなどの果物、エディブルフラワー(食用花)、根菜類の栽培も可能です。全国18カ所へ導入中で、安定的で高収益のアクアポニックス運営を支援しています」(同社)

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(出典:FUNDINNO)

同社は自社の強みとして、市場に先駆けて商用アクアポニックスプラントの開発・安定運営に成功した点を挙げています。

14年に及ぶ研究と6年間の運用を通じてノウハウを蓄積し、プラントをIoTで統合管理する「SmAPシステム」を構築。コア技術である養殖排水を肥料化し、水耕栽培に活用するシステムは特許を取得しています。

養殖排水から有機液肥を生産する技術開発も進行中で、現在は知財化と販売準備を推進中。「廃棄物を価値ある資源に転換することで、化学肥料の削減と輸入依存からの脱却に貢献したいと考えています」(同社)。

応用領域としては、チョウザメの雌雄判定技術の商用化を実現しています。DNA検査による判定によって全雌飼育が可能となり、生産効率が約2倍に向上。また、魚種の選定や閉鎖循環型による水質安定化を実現したことで、8~10年かかるとされていたキャビア生産を最短3年に短縮しています。

「弊社株主でもある水処理関連企業(プライム上場)などと合弁会社を設立し、大型プラントを運営するなどさまざまな業界との連携も進めています」(同社)

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(出典:FUNDINNO)

プラント運営事業では、効率的な生産システムと、高付加価値のチョウザメと有機葉物野菜を組み合わせることで高い収益性を実現しています。

チョウザメは飼育が比較的容易で病気に強く、フィレ肉としても希少性が高いといい、「キャビアやフィレ肉はホテル、レストラン、結婚式場などに販売しています。生産した有機野菜は大手小売店をはじめ、全量の販売先が決まっています」(同社)。

参入支援事業では、アクアポニックスプラントの企画・設計・施工支援に対するサポート料を受け取っています。フランチャイズ加盟店からは以下の4つの継続的な収益を見込んでいます。

①システム導入における初期費用

②フランチャイズ加盟金

③チョウザメ稚魚・飼料・資材の継続供給収入

④ロイヤリティ収入

2030年IPOを計画

【タイトル】

(出典:FUNDINNO)

【タイトル】

(出典:FUNDINNO)

類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)

・エヌ・ピー・シー <6255> [東証G]

・グリーンエナジー&カンパニー <1436> [東証G]

・Terra Drone <278A> [東証G]

・ジェノバ <5570> [東証G]

・イーサポートリンク <2493> [東証S]

新株予約権者優待

【基準日】

毎年12月末日

【優待内容】

同社オンラインストアで利用できるクーポン券を提供する。

・18個以上35個未満保有:商品10%オフクーポン

・36個以上179個未満保有:同20%オフクーポン

・180個以上449個未満保有:野菜詰め合わせ無料クーポン(2,500円相当)+商品20%オフクーポン

・450個以上保有:国産キャビア無料クーポン(18,000円相当)+商品20%オフクーポン

【申し込み方法】

・基準日経過後、メールでクーポン番号を案内する。商品購入時はオンラインストアで商品を選んだ後、決済画面で同番号を入力する。

・申し込み時の氏名・住所と新株予約権者原簿の氏名・住所を照合して利用の確認をする。

【注意事項】

・初年度のクーポンにおける利用期限は2026年1月1日~3月31日。

・割引クーポンは利用回数に制限なく複数回利用できる。無料クーポンは1年につき1回限り。

・優待内容は変更や廃止になる場合がある。

・野菜詰め合わせ無料クーポン、国産キャビア無料クーポンの送料は同社負担(商品割引クーポンは送料が必要)。

発行者・募集情報

■募集新株予約権の発行者の商号及び住所、資本金等

株式会社プラントフォーム

新潟県長岡市上前島一丁目1863

資本金:100,400,000円(2025年9月3日現在)

発行済株式総数:104,800株(同)

発行可能株式総数:500,000株

設立日:2018年7月24日

決算日:12月31日

■本新株予約権の発行者の代表者

代表取締役 山本祐二

■本新株予約権の数(以下の個数を上限とする)

9,999個

■本新株予約権の払込金額

1個当たり 10,000円

■投資金額のコース及び個数

90,000円コース(9個)

180,000円コース(18個)

270,000円コース(27個)

360,000円コース(36個)

450,000円コース(45個)

900,000円コース(90個)

1,800,000円コース(180個)

2,700,000円コース(270個)

3,600,000円コース(360個)

4,500,000円コース(450個)

9,990,000円コース(999個)

※特定投資家口座以外からの申し込みの場合、450,000円コース(45個)までしか申し込みできない。特定投資家口座からの申し込みの場合、9,990,000円コース(999個)を上限とする。

■申込期間

2025年10月11日~10月23日

■目標募集額

9,450,000円(上限募集額 99,990,000円)

※特定投資家口座全体からの申し込みの上限は79,920,000円とする。

■払込期日

2025年11月18日

■資金使途

・目標募集額達成時の資金使途内訳

調達額945万円を以下の目的に充てる予定。

設備投資 737万円

手数料 207万円

・上限募集額達成時の資金使途内訳

上記に追加し、調達額9,054万円(目標募集額945万円と上限募集額9,999万円との差額)を以下の目的に充てる予定。

設備投資 7,062万円

手数料 1,991万円

■連絡先

株式会社プラントフォーム

電話番号:0258-86-8460

メールアドレス:info@plantform.co.jp

※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。

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