オリオンが大幅安 通期のEBITDA見通しを下方修正=米国株個別
(NY時間10:05)(日本時間23:05)
オリオン<OEC> 5.44(-1.40 -20.47%)
化学品メーカーのオリオン<OEC>が大幅安。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)の暫定決算を公表し、EBITDAは約5500万ドルを見込んだほか、通期のEBITDA見通しを下方修正したことが嫌気されている。
第3四半期については、欧米でのゴム需要の減少、原油価格の変動による在庫評価の見直し、在庫削減の取り組みに伴う固定費吸収率の低下、スペシャルティ製品ミックスの悪化を要因として挙げている。11月4日の取引終了後に正式に発表を予定。
(7-9月・第3四半期暫定)
・EBITDA(調整後):約5500万ドル(予想:7098万ドル)
(通期見通し)
・EBITDA(調整後):2.20~2.35億ドル(従来:2.70~2.90億ドル)(予想:2.70億ドル)
【企業概要】
欧州・米州・アジア等で、炭素の固体形態であるカーボンブラックを製造・販売する。特殊カーボンブラックは、ポリマー・印刷・バッテリー・コーティングや特殊用途における保護・着色・導電性のために使用される。ゴム用カーボンブラックは、タイヤや機械用ゴム製品のゴムの補強に使用される。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース