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ユナイテッド航空、決算受け時間外で小動き=米国株個別

材料
2025年10月16日 5時35分

(NY時間16:32)(日本時間05:32)時間外

ユナイテッド航空<UAL> 103.31(-0.74 -0.71%)

ユナイテッド航空<UAL>が引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益が予想を上回った。売上高は予想を若干下回る内容。プレミアム席の売上が前年比6%増、ベーシックエコノミーが4%増となったことが寄与。

第4四半期のガイダンスも公表し、予想を上回る1株利益の見通しを示した。ブランド意識の高い顧客とプレミアムシート需要の強さが年末にかけての売上を支えると見込んでいる。通期はガイダンス上限に近い業績を見込んでおり、7月に示した1株利益の見通しを維持した。

同社は格安航空との差別化を図るために高付加価値サービスの拡充を進めており、ラグジュアリー志向の旅行需要回復を取り込んでいる。この戦略により、年前半の航空需要低迷から大手航空会社の業績は改善。

一方、有償旅客座席利用率(ロードファクター)は予想をやや下回った。

投資家は明日予定されている決算説明会で、米経済見通しやシステム障害が発生したニューアーク・リバティー国際空港での運航状況についてどのような見解を示すかに注目している。また、客室乗務員組合との労使協定も焦点の1つとなっている。

ただ、株価は小動き。

(7-9月・第3四半期)

・1株利益(調整後):2.78ドル(予想:2.66ドル)

・売上高:152.3億ドル 2.6%増(予想:152.8億ドル)

旅客:138.2億ドル(予想:139.1億ドル)

貨物:4.3億ドル(予想:4.3億ドル)

その他:9.8億ドル(予想:9.4億ドル)

・有償旅客マイル当たり平均収入(PRASM):15.80セント

・有償旅客マイル:737.7億マイル(予想:737.1億マイル)

・有償旅客マイル当たり平均運賃:18.73セント

・有効座席マイル:874.2億マイル(予想:865.1億マイル)

・ロードファクター:84.4%(予想:85.2%)

・CASM(燃料除く):12.15セント

(10-12月・第4四半期見通し)

・1株利益(調整後):3.00~3.50ドル(予想:2.82ドル)

(通期見通し)

・1株利益(調整後):9.00?11.00ドルを維持(予想:10.31ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

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