マイクロンが上昇 アナリストが目標株価を245ドルに引き上げ DRAMの供給ひっ迫を指摘=米国株個別
(NY時間11:16)(日本時間00:16)
マイクロン<MU> 205.59(+13.65 +7.11%)
マイクロン・テクノロジー<MU>が上昇。本日は台湾のTSMCの決算を受けてIT・ハイテク株に買い戻しが入る中、同社株は特に上昇が目立っている。
本日はアナリストの目標株価引き上げが伝わっている。従来の225ドルから245ドルに引き上げた。投資判断は「買い」継続。メモリ市場の供給不足を背景に上昇余地があると指摘している。DRAMの供給ひっ迫が同社株にとって追い風になるという。
「最新の業界調査では、非常に強い需要環境に対し、DRAMの供給不足が深刻化していることが明らかになった。こうしたタイトな供給状況を背景に、DRAMの収益性はさらに高まるだろう」と述べた。
また、ハイパースケーラー(大手クラウド事業者)やスマートフォンメーカーからの需要増も指摘。しかし、新規DRAM生産分の多くが高帯域メモリ(HBM)用途に振り向けられているため、従来型メモリ市場では供給が追いついていないという。
HBMが従来のメモリ市場を押しのける構造のため、今回のサイクルはこれまでよりも持続性が強まる可能性が高いという。業界全体で2027年までに追加される生産能力のほとんどがHBM向けになると見られ、これによりメモリメーカーは最も付加価値の高い市場への供給を優先できる環境が続くだろうとも付け加えた。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース