ＴＩが上昇　ただ、アナリストが投資判断を「売り」に引き下げ＝米国株個別

（NY時間13:26）（日本時間02:26）

テキサス・インスツルメンツ<TXN>　180.84（+4.26　+2.41%）

テキサス・インスツルメンツ（ＴＩ）<TXN>が上昇。本日はＩＴ・ハイテク株も買いが強まっており、同社株も上昇している。ただ、アナリストが投資判断を「売り」に引き下げ、目標株価を従来の２００ドルから１５０ドルに引き下げた。リスクに対して株価が割高と指摘。同社が今後１年間に直面するリスクを考慮すると高過ぎるという。

同社の中国市場および自動車製造業への高い依存が売上成長を制限する可能性があるとし、さらに、ＡＩサーバー関連への取り組み不足が長期的な追い風をもたらさないとも指摘した。

同社の株価は来期予想１株利益の２６倍で取引されており、過去５年間のレンジ（１４－３１倍）の上限近くにあると指摘。加えて、中国市場が同社の売上高の２０％を占めているという。「米中間の貿易摩擦激化や関税リスクの高まりが、株価の下押し要因となる可能性がある」と記した。

同社は、自動車、産業機器、家電などのほぼあらゆる分野の製品に使用される汎用チップを供給している。同社は明日の引け後に第３四半期決算を発表する予定。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース