<マ-ケット日報> 2025年10月22日
22日の市場は日経平均が3日ぶりに小反落。終値は前日比8円安の4万9307円だった。昨日に高市内閣が発足したところで財政出動期待による理想買いが一巡し、本日は目先的な材料出尽くし感から利食い先行の展開となった。前日の米国市場でハイテク株が下げたことも多少は影響した模様。前場には一時700円ほど下げる場面があったが、しかし買い遅れた向きの押し目買いによって後場はプラス圏まで回復させる強さも。トピックスは3日続伸で最高値を更新している。
昨日の米国市場は主力企業の決算を好感してダウ平均は3日続伸。今月3日以来の最高値更新となった。この日発表したコカコーラ、3Mの四半期決算が事前予想を上回り、久々にハイテク株以外が指数をけん引する格好となった。一時は400ドルも上げる場面があり上振れ余地がまだ十分にありそうなモメンタムを示している。一方、主要ハイテク企業の決算発表を控えこちらは目先筋の手じまい売りが優勢に。ナスダック指数は小幅ながらも3日ぶりに反落している。
さて、東京市場は日経平均こそ小幅安となったものの、トピックスを始めプライム、スタンダード、グロース全ての指数が上昇する強含みの1日となった。各市場の値上り銘柄は6割~7割を占め、この最高値圏においてなおまんべんなく買われる需給の良さを見せている。上場企業の決算発表シーズンが近づいているが、こちらも増益方向へ転換しているようで株高を支援しそうな流れにある。(ストック・データバンク 編集部)