オクロが大幅に3日続落 9月以降のモメンタムを完全に失っている格好=米国株個別
(NY時間14:55)(日本時間03:55)
オクロ<OKLO> 118.05(-21.39 -15.34%)
次世代高速核分裂発電所を手掛けるオクロ<OKLO>が大幅に3日続落。先週の最高値から40%近く急落しており、9月以降のモメンタムを完全に失っている格好となっている。
米CNBCの著名評論家のクレイマー氏がオンエアで「売上がないにもかかわらず同社に投資家の熱狂が集まっている」と報じた英FT紙の記事に言及したことが背景にある。
英FT紙は「オクロは売上もなければ、原子炉を運転するための認可もなく、電力供給に関する拘束力のある契約もない。それにもかかわらず、このシリコンバレー発のスタートアップ企業は、投資家の熱狂を追い風に株価を急上昇させている」と評していた。
【企業概要】
クリーンで信頼性が高く手頃な価格のエネルギーを、大規模に供給する次世代高速核分裂発電所を開発する。分裂炉には、固有の安全機能が組み込まれ、リサイクル廃棄物を燃料とすることが可能になる。顧客への商用規模のエネルギーの提供と、米国市場への使用済み核燃料リサイクルサービスの販売に従事する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース