スーパー・マイクロ、暫定決算受け下落 売上高見通しが予想下回る 納期の繰り越しで=米国株個別
(NY時間13:29)(日本時間02:29)
スーパー・マイクロ<SMCI> 47.95(-4.55 -8.67%)
サーバーのスーパー・マイクロ<SMCI>が下落。取引開始前に7-9月期(第1四半期)の暫定決算を公表し、売上高見通しが50億ドルと予想を下回った。受注の更新により、一部売上高が第2四半期に繰り越されたと説明。
同社は最近、第2四半期の納品を求める顧客から、120億ドル以上の追加受注を確保したと明らかにした。2026年度の通期売上高の予想は330億ドル超のままで、11月4日の決算説明会で今後の売上高について詳細を明らかにするとしている。
ただ、アナリストからは「同社は120億ドル規模のAI関連受注と通期売上高目標330億ドル超の再確認によって、第1四半期の売上高が予想を下回ったことを十分に補う内容となるだろう」との指摘も出ていた。
売上の下振れについては、AIサーバー案件の発注タイミングの不均一さを反映したもので、顧客がエヌビディア<NVDA>のB200GPUからB300GPUへのアップグレードを選択したことで出荷が遅れた可能性があると説明している。
(7-9月・第1四半期見通し)
・売上高:50億ドル(予想:65億ドル)
(26年度通期見通し)
・売上高:330億ドル以上を維持
【企業概要】
エンタープライズデータセンター・クラウドコンピューティング・AI・5G・エッジコンピューティングを含むITインフラ市場に、多様なマザーボード・電源・シャーシなどの製品を提供する。省エネルギーサーバー、ストレージ、IoT、ネットワークスイッチ、ソフトウェアなどの関連サービスも提供。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース