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P&G、決算受け上昇 カミソリやデオドラントの販売好調=米国株個別

材料
2025年10月24日 22時50分

(NY時間09:47)(日本時間22:47)

P&G<PG> 153.61(+2.46 +1.63%)

P&G<PG>が上昇。取引開始前に7-9月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回ったほか、既存事業売上高も予想を上回った。26年度通期のガイダンスも公表し、従来の見通しを維持した。ただ、関税および原材料価格の影響は従来予想よりも軽微になる見通しだとしている。通期で約1億ドルの原材料コスト増、関税による税引後コストは約4億ドルを見込んだ。株主還元の見通しも維持。

価格上昇にもかかわらず消費者が同社製品の購入を続けていることが示された。特に、ジレットのカミソリやシークレットのデオドラントの販売が好調だった。

今回の結果は、消費者の底堅い支出意欲を示すと同時に、高価格帯戦略とブランド力強化により競合との差別化を図る同社の戦略が奏功していることを裏付けている。

同社はまた、今後2年間で本社従業員の約15%を削減する計画を発表しており、業務効率化と経営陣の刷新(新CEOの就任)、さらにはブランドポートフォリオの見直しを進めている。

(7-9月・第1四半期)

・コア1株利益:1.99ドル(予想:1.88ドル)

・売上高:223.9億ドル 3%増(予想:221.9億ドル)

ビューティー:41.4億ドル(予想:39.9億ドル)

グルーミング:18.2億ドル(予想:17.6億ドル)

ヘルスケア:32.2億ドル(予想:32.1億ドル)

ファブリック&ホームケア:77.9億ドル(予想:78.4億ドル)

ベビー・フェミニン&ファミリーケア:51.7億ドル(予想:51.7億ドル)

・既存事業売上高:2%増(予想:1.4%増)

・粗利益率:51.4%(予想:51.5%)

・FCF(調整後):49.0億ドル

(26年通期見通し)

・コア1株利益:6.83~7.09ドルを維持(予想:6.97ドル)

・既存事業売上高:0~4%増を維持(予想:2.1%増)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

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