このあと10月のISM製造業景気指数 若干の上昇が見込まれる
*ISM製造業景気指数(9月)0:00
予想 49.5 前回 49.1
このあと日本時間0時に10月のISM製造業景気指数が発表される。予想は49.5と前回から若干の上昇が見込まれている。
前回9月分は上昇したものの、7カ月連続で50を下回る縮小領域での推移となった。新規受注が減少し、製造業が勢いを欠いていることを示していた。今回は需要改善を背景に小幅な上昇は見込まれているものの、縮小領域での推移は続くものと見られている。
参考指標となっている米地区連銀の5つの製造業指数のうち4地区で、新規受注が9月の反動で前月から上昇していたことが今回の予想に繋がっている模様。また、雇用も5地区のうち3地区で改善が見られ、出荷・生産も上向きの兆しを示していた。
ただ、多くの地区連銀調査では投入コストや販売価格の上昇が確認されており、ISMでも示されれば懸念材料となる。特に、9月の消費者物価指数(CPI)で、関税の影響が貿易関連品目の消費者価格により強く波及していることが示されており、コスト上昇がインフレ圧力を再び高める可能性はある。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース