伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 11月16日版
日経平均は週明け後に上値重いなら4万5000円以下を目指す公算か
1. ナスダックは前週末に下値の目安になる地点へ到達
図1は、 ナスダックの日足です。10月29日以降、下値を試す動きへ入っています。下げ幅や日柄の長さから、最近の下げの流れは4月9日から21日までの調整と同程度の値幅(1517ポイント幅)の下げか、または10月29日高値の2万4019ポイントが4月以降の上昇の終点となった後の上げ幅全体の修正局面であるかのどちらかだと推測できます。
一時的な調整の場合、下値の目安は2万2502ポイント(2万4019-1517=2万2502)になります。
前週末は2万2436ポイントまで下げた後、大きく値を戻す動きとなっているので、今後の価格が2万4019ポイント以上へ上昇する展開になる場合、11月14日安値の2万2436ポイントが押し目底になって、目先の価格が上昇を開始する公算です。
今後も強気の展開になるなら、目先は積極的な買い人気が衰えていないことを示す動きが必要だと言えます。
11月14日は、11月7日安値の2万2563ポイントを割れて、一時的にせよ、振れ幅の大きな上値、下値を切り下げるジグザグの動きとなって、弱気パターンを作っています。
比較的長い期間、下げの流れを作り、弱気パターンを形成していて、すでに買い人気が離散していることを示唆しています。
今後の価格が2万4019ポイントを超えるためには、目先の価格が最近の弱さを払拭できるほどの勢いの強い上昇場面になる必要があります。
強気の展開になる場合、遅くても今週末には2万4019ポイントへ接近する上げ場面になるはずです。週明け後は、13日高値の2万3264ポイント以上へ上昇していると考えられます。
目先の価格が14日安値の2万2436ポイントを割れて弱気の流れを明確にすると、4月以降の上昇の流れが10月29日に終わり、現在は4月以降の上げ幅全体の修正局面、または4月の安値1万4784ポイントを目指す動きだという見方が有力になります。
目先の価格が下げの流れを継続する場合、2万ポイント前後まで一本調子の下げ場面になる可能性が出てきます。
NYダウも現在が上昇の流れの途中なら、前週末11月14日安値の4万6863ドルが押し目になって、週明け後、すぐに上昇を開始する公算です。
週明け後も下げの流れを継続して4万6863ドルを割ると、その後は一本調子に4万5000ドル前後まで下げる可能性が出てきます。
図1 ナスダック総合指数(日足)
