キャピタル・ワンが下落 10月の貸倒比率と延滞率が前月比で悪化=米国株個別
(NY時間14:55)(日本時間04:55)
キャピタル・ワン<COF> 200.74(-9.61 -4.57%)
クレジットカードなど金融サービスのキャピタル・ワン<COF>が下落。10月の貸倒比率と延滞率を公表しており、貸倒比率は4.77%と、前年の5.82%よりは改善したものの、前月比で悪化したことが嫌気されている。
アナリストは「他の主要指標は概ね想定通りで、季節性の範囲内だが、前月比で貸倒比率が悪化したため、ややネガティブな反応を想定している」と述べた。さらに、「前月比での0.42%の悪化は、過去10年の10月平均の季節的悪化幅0.15%よりもかなり大きかった」とも指摘した。
*10月の主要指標
・貸倒比率:4.77%(前年:5.82%)(前月:4.35%)
・延滞率:3.99%(前年:4.61%)(前月:3.89%)
【企業概要】
米国・英国・カナダなどにおいて、子会社のデジタルチャネル・支店・カフェやその他の流通チャネルを通じて、消費者・中小企業・商業顧客に幅広い金融商品とサービスを提供する。預金サービス、消費者向け融資商品のほか、資産運用・投資用不動産売買仲介・財務管理・クレジットカード事業などを行う。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース