ボーイング、フライドバイから最大150機の発注を獲得 株価は下落=米国株個別
(NY時間11:33)(日本時間01:33)
ボーイング<BA> 184.47(-5.16 -2.72%)
ボーイング<BA>は、ドバイの航空会社フライドバイから最大150機の発注を獲得し、契約は130億ドル規模と見積もられている。これは、フライドバイが今週エアバスへの初の発注を行った直後の動きで、水曜日に締結された了解覚書には75機の737MAXと、さらに75機の追加購入オプションが含まれる。
ボーイングにとっては、フライドバイの姉妹企業エミレーツ航空が777Xを65機発注したのに続く、航空ショーでの2件目の大口契約となった。
一方、フライドバイはエアバスからも最大250機の小型機を発注し、欧州メーカーに新たな顧客をもたらすと同時に、これまで中東キャリア向けの独占供給に近かったボーイングに打撃を与えた。
フライドバイはボーイング機の度重なる遅延に対する不満を公にしており、急拡大を目指すドバイの観光戦略や地域間接続の強化計画に支障をきたしているとして、エアバスとの取引を模索する背景となっていた。
ただ、本日のボーイング株は下落。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース