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アンバレラ、好決算も大幅安 粗利益率への圧力が指摘される=米国株個別

材料
2025年11月27日 4時25分

(NY時間14:20)(日本時間04:20)

アンバレラ<AMBA> 75.37(-15.60 -17.15%)

高解像度映像の圧縮処理用半導体のアンバレラ<AMBA>が大幅安。前日引け後に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。第4四半期のガイダンスも公表し、予想を上回る売上高見通しを示している。エッジAIの勢いが強く、IoTが短期的な成長を牽引していることを示した。

声明では「年初来のフリーキャッシュフロー(FCF)は売上高の14.8%となり、力強い成長と運用効率、そしてエッジAIの研究開発投資を継続できる能力を示している」と述べた。

ただ、好決算ではあったものの株価は下落。一部からは粗利益率への圧力が指摘されている。「決算とガイダンスに再び堅調な上振れが見られた一方、大口顧客比率の上昇により粗利益率が悪化し、27年度までやや重荷となる可能性がある」と指摘している。

(8-10月・第3四半期)

・1株利益(調整後):0.27ドル(予想:0.21ドル)

・売上高:1.08億ドル 31%増(予想:1.04億ドル)

・粗利益率(調整後):60.9%(予想:60.8%)

(11-1月・第4四半期見通し)

・売上高:0.97~1.03億ドル(予想:0.94億ドル)

・粗利益率(調整後):59.0~60.5%(予想:60.6%)

【企業概要】

世界各国のODMおよびOEM企業、自動車産業Tier1サプライヤー向けに、ビデオ処理用半導体チップを提供する。独自のCVflowベースのシステムオンチップは、IPセキュリティカメラ、車載カメラ、家庭用カメラ、産業用・ロボット用など、AIビデオ機能を必要とする幅広い市場やアプリケーションに対応する。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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