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スノーフレイク、決算受け下落 予想下回る営業利益率の見通しでAIの収益性への懸念=米国株個別

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2025年12月5日 0時08分

(NY時間10:07)(日本時間00:07)

スノーフレイク<SNOW> 239.99(-25.01 -9.44%)

クラウドを活用したビッグデータの保管分析サービスを手掛けるスノーフレイク<SNOW>が下落。前日引け後に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、26年通期の製品売上高の見通しを上方修正している。

ただ、株価は冴えない反応。第4四半期の営業利益率の見通しが予想を下回った点を嫌気している模様。新たなAI関連ツールの収益性に対する懸念が強まった。

昨年にラマスワミ氏がCEOが就任して以降、同社は自社プラットフォーム上のデータをAIで扱うツールの拡充に注力してきた。こうした取り組みを強化する狙いで、今年4件の買収に合意している。

同社は、AIスタートアップのアンソロピック社と2億ドル規模の提携も発表。アンソロピックのAIモデル「クロード」を同社のプラットフォーム上で利用できるようにする。同社株は今年72%上昇している。

(8-10月・第3四半期)

・1株利益(調整後):0.35ドル(予想:0.31ドル)

・売上高:12.1億ドル(予想:11.9億ドル)

製品:11.6億ドル(予想:11.4億ドル)

プロフェッショナル&その他:5450万ドル(予想:5120万ドル)

・粗利益率(調整後):73%(予想:72.2%)

・売上維持率:125%(予想:124.1%)

・進行中の残存履行義務:78.8億ドル(予想:72.3億ドル)

(11-1月・第4四半期見通し)

・製品売上高:12.0億ドル(予想:11.9億ドル)

・営業利益率(調整後):7%(予想:8.5%)

(26年度通期見通し)

・製品売上高:44.5億ドル(従来:44.0億ドル)(予想:44.1億ドル)

・営業利益率(調整後):9%を維持

【企業概要】

世界の企業に、データとAIを中核とするクラウドコンピューティングプラットフォームを提供する。顧客がデータを単一の信頼できる情報源に統合し、有意義な洞察を導き出し、クエリを実行し、AIを適用してビジネス上の問題を解決し、データアプリケーションを構築し、データとデータ製品の共有を可能にする。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

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