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<マ-ケット日報> 2025年12月5日

市況
2025年12月5日 16時48分

5日の市場は日経平均が4日ぶりに反落。終値は前日比536円安の5万491円だった。前日の米株安や長期金利の高止まりを受けて序盤から売りが優勢となり日経平均は一時800円を超える下げとなった。日経平均は直近3日間で1700円以上上昇していたことから、週末を迎えて利食い売りが出やすい状況にもあった。売り一巡後の11時以降は安値圏でもち合う展開。ただ、5万円の大台を割り込む雰囲気はなく目先は下値25日移動平均線(5万229円)がサポートしそう。

昨日の米国市場は高値警戒感からダウ平均は3日ぶりに小反落した。先月12日につけた最高値に迫っていたため、材料の乏しかったこの日は目先筋の利食い売りが優勢となった。同じリスク資産として影響を与え合っている暗号資産の急な下げも影響した模様。日本の長期金利の上昇など世界的に金利が上昇しやすい環境にあり、この日は米国でも利下げ確実の環境下ながら長期金利が上昇した。一方、ハイテク株の一角は買われナスダック指数は続伸している。

さて、東京市場は短期筋の売りで終日売られる展開となったが、ここまでの戻りが急だっただけに許容範囲の調整といえそうだ。上場全銘柄で算出する指数トピックスの頑強さが示すように、国内企業の増益と米国の利下げによるカネあまりで強気相場はしばらく維持されそうだ。ただ、国内長期金利の高さと日経平均の予想PER19倍の高さを考えると、上昇ピッチは自ずと減速せざるを得ない。(ストック・データバンク 編集部)

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