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話題株ピックアップ【夕刊】(1):フォーカス、堀場製、サンリオ

注目
2025年12月8日 15時42分

■フォーカスシステムズ <4662>  2,145円  +308 円 (+16.8%) 一時ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率2位

フォーカスシステムズ<4662>がストップ高に買われ、連日で年初来高値を更新。後場は同水準でカイ気配となっている。同社はこの日、筑波大学と出願申請をしていた「三次電池、IoT機器」が特許の認定を受けたと発表している。特許認定を材料視した買いが同社株を大きく押し上げた。三次電池は正極と負極の酸化還元電位の温度係数が異なることを利用し、わずかな温度変化で充電される電池。電力により充電される二次電池に対し、三次電池は環境熱で充電されるという。特許の登録日は11月28日で、発行日は12月8日となっている。

■月島ホールディングス <6332>  2,927円  +264 円 (+9.9%)  本日終値  東証プライム 上昇率5位

月島ホールディングス<6332>と三菱化工機<6331>が大幅高。大和証券は5日、両社のレーティングを新規「2(アウトパフォーム)」でカバレッジを開始した。目標株価は、それぞれ3400円、4000円に設定した。中小型上下水道関連銘柄として注目しており、上下水道など日本のインフラ老朽化が深刻化するなか、国土強靱化計画により老朽化更新需要に期待している。

■セリア <2782>  3,370円  +230 円 (+7.3%)  本日終値

セリア<2782>が大幅反発。前週末5日の取引終了後に発表した11月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比9.2%増となり、9カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。客数が同7.4%増と引き続き伸長したことに加えて、客単価も同1.7%増と上昇したことが寄与した。なお、全社売上高は同11.8%増と今期初めて2ケタ増となった。

■ユカリア <286A>  941円  +60 円 (+6.8%)  本日終値

ユカリア<286A>は大幅続伸。前週末5日の取引終了後、富士通<6702>と同日付でヘルスケア事業領域における協業についての覚書を締結したと発表しており、材料視した買いが集まった。両社の知見やアセットを活用し、AIエージェントによる医療業務オペレーションの効率化をはじめとするサービスの検討を進めていく。

■アイル <3854>  2,507円  +138 円 (+5.8%)  本日終値

アイル<3854>は反発。前週末5日取引終了後、第1四半期(8~10月)連結決算を発表した。売上高は50億6400万円(前年同期比11.3%増)、営業利益は13億2500万円(同23.4%増)だった。継続的な大型案件の受注や仕入れ品値上げに伴う顧客提供価格の改定などが寄与。複数ネットショップ一元管理ソフト「CROSS MALL」における新規顧客の獲得や値上げなども奏功した。これが好感された。

■エターナルG <3193>  3,360円  +185 円 (+5.8%)  本日終値

エターナルホスピタリティグループ<3193>は大幅続伸し、年初来高値を更新した。前週末5日の取引終了後、26年7月期第1四半期(8~10月)の連結決算を発表した。売上高が125億6700万円(前年同期比14.9%増)、営業利益が8億8800万円(同21.9%増)、最終利益が7億6700万円(同78.9%増)だった。最終利益は中間期の計画を上回っており、業績の上振れを期待した買いが入った。収益基盤である国内においては地域統括会社を設立し、機動的かつ柔軟な経営を推進することで出店加速や店舗管理の効率化に取り組んでいる。加えて、今8~10月は特別利益として移転補償金約1億152万円を計上した。同時に開示した11月度の既存店売上高は前年同月比7.1%増となり、25年4月以来、8カ月連続で増収となっている。

■堀場製作所 <6856>  16,150円  +885 円 (+5.8%)  本日終値

堀場製作所<6856>が大幅高となり、連日の年初来高値更新。同時に昨年5月14日につけた上場来高値1万6225円も一気に上抜き、青空圏に突入した。分析器・計測器メーカーで幅広い分野での研究開発や品質測定で業界ニーズを捉え、業績も増収増益基調が続いている。そうしたなか、前週末5日取引終了後、香港の投資運用会社でアクティビストとして知られるオアシス・マネジメントが提出した大量保有報告書によると、オアシス・マネジメントの同社株の保有比率が9.90%と、5%を大幅に超過したことが判明。保有目的は「ポートフォリオ投資および重要提案行為」としており、同社株式の将来的な価値向上に向けた思惑が買いを誘導した。

■カナモト <9678>  3,830円  +160 円 (+4.4%)  本日終値

カナモト<9678>は反発。およそ1カ月半ぶりに年初来高値を更新してきた。前週末5日取引終了後、26年10月期連結業績予想について売上高を2210億円(前期比3.6%増)、営業利益を187億円(同7.7%増)と発表。7期ぶり最高益更新の見通しを示した。配当予想も100円(前期95円)としており、これを好感した買いが集まった。同時に発表した25年10月期決算は売上高が2132億6600万円(前の期比2.9%増)、営業利益が173億6900万円(同19.2%増)だった。公共工事の継続や都市再開発案件の進展などが寄与した。あわせて自社株買いの実施を発表した。取得上限は90万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.58%)、または30億円。期間は12月8日~来年6月30日。

■サンリオ <8136>  5,607円  +228 円 (+4.2%)  本日終値

サンリオ<8136>が反発。同社はきょう、大分県にあるテーマパーク「サンリオキャラクターパーク ハーモニーランド」のリゾート化に向けた基本構想を発表。これが買い手掛かりとなったようだ。リゾート化に向けては、国内外問わず誰もが参加できるコミュニティ「ハーモニーランド未来共創室(仮名)」を立ち上げ、リゾート内の施設や装飾デザイン、グッズ、メニュー、移動手段などの開発をともに進めていく考え。雨や暑さを気にせず一年中快適に過ごせる大屋根の整備、ロープウェーや電動モビリティなど移動のしやすさを高める仕組み、新規施設やアトラクションのリニューアルなど、さまざまな要素を検討しているという。

■マミーマート <9823>  1,510円  +57 円 (+3.9%)  本日終値

マミーマートホールディングス<9823>が高い。正午ごろに発表した11月の月次業績開示で、マミーマート単体の既存店売上高が前年同月比11.9%増となり、月次業績開示以降増収基調が続いていることが好感された。客数が同7.3%増と大幅に増加したことに加えて、客単価も同4.3%増と上昇した。

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