前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―
■TOA <6809> 1,557円 (-110円、-6.6%)
東証プライムの下落率3位。TOA <6809> [東証P]が急反落。8日の取引終了後、自社株400万株を処分するとともに、需要状況に応じた上限60万株のオーバーアロットメントによる新株発行・売り出しを行うと発表しており、需給悪化を警戒した売りがかさんだ。処分価格は12月16日から22日までのいずれかの日に決める。TOAは手取り概算で最大72億5423万円を調達し、開発資金や本社改修工事、統合基幹システムの更新のための費用に充てる。処分後の自社株数は4万649株となる。
■グッドコムA <3475> 1,119円 (-67円、-5.7%)
東証プライムの下落率9位。グッドコムアセット <3475> [東証P]が5日続急落。同社は12月8日大引け後(15:30)に業績修正を発表、25年10月期の連結経常利益を従来予想の54.1億円→25.9億円(前の期は49.3億円)に52.2%下方修正し、一転して47.5%減益見通しとなったことで嫌気されたようだ。
■テーオーシー <8841> 839円 (-29円、-3.3%)
テーオーシー <8841> [東証S]が大幅反落。8日の取引終了後、12月4日に同社のネットワークが第三者による不正アクセスを受けたことを確認したと発表しており、嫌気された。同社では現在、外部の専門家とも連携してインシデントの範囲調査や復旧措置の実施、影響を受けた情報の確認を迅速に進めているとしており、業績予想に及ぼす影響についても精査中としている。
※9日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋
株探ニュース