シティグループ、アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ　株価は小幅高＝米国株個別

（NY時間10:36）（日本時間00:36）

シティグループ<C>　112.17（+0.43　+0.38%）

アナリストがシティグループ<C>の投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を１２４ドルに設定した。来年の堅調な経済環境の恩恵を受けるほか、収益構成の特性から市場関連ビジネスの活発化によるプラス効果が相対的に大きく、収益性の改善が続くことでバリュエーションの一段の押し上げにつながると指摘している。

「２６年を見据えると、同銀は堅調な経済と強い市場関連活動の恩恵をより大きく受ける」と述べている。さらに、「効率性比率の改善、同意命令への対応進展、滞留コストの削減、繰延税金資産（ＤＴＡ）の圧縮といった構造改革の進展も引き続き追い風になる」とした。

その結果、「同銀の収益性は時間とともに改善を続け、有形自己資本利益率（ＲＯＴＣＥ）は他行を上回って上昇する見通しで、すでに改善してきたバリュエーションをさらに押し上げる鍵は収益性になる」と述べている。

ただ、株価は小幅高で推移している。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース