ラクオリアが3日ぶり急反騰、第三者割当増資を実施しHKイノエンとの提携を強化
ラクオリア創薬<4579>が3日ぶりに急反騰している。前週末12日の取引終了後、第三者割当増資を発表した。3月21日に資本・業務提携を結んだ韓国HKイノエンを割当予定先として新たに155万5900株を発行し提携を強化するとしており、材料視した買いが集まっている。議決権ベースの希薄化率は6.37%。ラクオリアは手取り概算で14億200万円を調達し、HKイノエンとの共同研究プロジェクトの推進に向け創薬研究基盤や設備の強化などを行うほか、シンジケートローンの返済にも活用する。
HKイノエンはラクオリアが創出した胃酸分泌抑制剤テゴプラザンのライセンスを導入して世界で初めて医薬品として製品発売し、世界各国を対象に事業開発活動を展開している重要なパートナーに当たる。ラクオリアは同時にHKイノエンの提携先であるドクター・レディーズ・ラボラトリーズ<RDY>がインド中央医薬品標準管理機構から同薬剤の販売承認を取得したと開示。ラクオリアはマイルストーン達成により、HKイノエンから一時金400万ドルを受領する。なお、今期の業績予想には織り込み済みだ。