アイロボットが急落　破産法第１１条を申請＝米国株個別

（NY時間09:44）（日本時間23:44）

アイロボット<IRBT>　1.39（-2.93　-67.83%）

ロボットのアイロボット<IRBT>が急落。同社はロボット掃除機「ルンバ」で知られるが、破産法第１１条を申請し、主要な中国系サプライヤーに経営権を引き渡す提案を示した。

同社は、担保付貸し手および主要な契約製造業者である深?ＰＩＣＥＡロボティクスとサントラム・ホンコンと再建支援契約を締結しており、この合意の下でＰＩＣＥＡが裁判所監督のプロセスを通じて同社を取得する予定。

アイロボットはデラウェア州で事前調整型のチャプター１１手続きを自主的に開始しており、２月までに手続きを完了する見通しとしている。手続き期間中も事業は継続され、アプリ機能、顧客向けプログラム、世界のパートナー、サプライチェーン、製品サポートに支障は生じないとしている。

破産申請書によると、同社の資産および負債はいずれも１億－５億ドルの範囲と見積もられている。

【企業概要】

世界の消費者向けに、家庭用ロボットを開発・設計・製造する。ロボット掃除機ルンバを販売するほか、インテリジェントホームイノベーションに注力し、コネクテッドホーム向けの独自技術と、清掃・マッピング・ナビゲーションにおける高度なコンセプトを用いた新機能、製品・サービスを拡充に取り組む。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース