GM、アップルと提携し、本日から一部車種にアップル・ミュージックアプリを導入=米国株個別
(NY時間13:20)(日本時間03:20)
GM<GM> 81.43(+0.54 +0.67%)
アップル<AAPL> 274.20(-4.08 -1.47%)
GM<GM>はアップル<AAPL>と提携し、本日からシボレーおよびキャデラックにアップル・ミュージックアプリを導入すると発表した。車両所有者には無線(OTA)アップデートで配信される。
これは、GMが2023年にアップルのカープレイの段階的廃止を開始して以降、新型車で利用できなくなっていた人気アプリを補うもので、当時はSNS上で物議を醸し、カープレイがなければGM車を購入しないとする消費者の声や、アダプターでカープレイを接続しようとする動きも出ていた。旧モデルでは引き続きカープレイが利用できる。
GMの最高製品責任者アンダーソン氏は「議論を呼ぶ話題であることは承知しているが、私が重視するアプリやサービスへのアクセスが劣っていた車では長くカープレイを好んで使ってきた。だが、カープレイを外した現在の車ではその前提が当てはまらない」と語った。2025年モデル以降の米国・カナダ向け車両では、購入日から8年間、追加費用なしで音楽をストリーミングできる。
アップルは2022年にメルセデス・ベンツとも同様の提携を発表しており、テスラ<TSLA>やリビアン<RIVN>もカープレイなしでアップル・ミュージックを提供している。
GMはカープレイから自社ソフトへの移行を進め、車両機能のよりシームレスな制御とOTAでの機能追加を可能にし、将来的にはエンタメに留まらない機能拡張を図る。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース