アセンテック---第3四半期の好調を受け、通期業績予想を上方修正
アセンテック<3565>は15日、2026年1月期第3四半期累計の好調な業績を受け、通期業績予想を上方修正したと発表した。
第3四半期累計の売上高は140.7億円で前年同期比51.8%増、営業利益は24.83億円で同256.8%増、経常利益は23.5億円で同177.2%増と大幅な増収増益を達成。
この実績を踏まえ、通期の売上高予想は従来の170.0億円から175.0億円へ、営業利益は22.0億円から27.5億円へ、経常利益は22.5億円から26.0億円へ、親会社株主に帰属する当期純利益は16.3億円から18.3億円へそれぞれ引き上げられた。増減率は売上高で2.9%増、営業利益で25.0%増、経常利益で15.6%増、親会社株主に帰属する当期純利益で12.3%増。1株当たり当期純利益も114.05円から128.04円へ増加する見通しとなった。
なお、主力製品である「リモートPCアレイ」が公共・民間の双方で堅調に推移し、出荷台数も前年同期比で150台増の277台となったことが、収益拡大に寄与した。
為替差損の影響は、外国為替相場の変動により為替差損1.94億円を営業外費用として計上した。これは、Cloud Software Groupとの戦略的パートナー契約に基づく外貨建て債務に対する四半期末時点での時価評価に伴う為替差損益や、為替予約の時価評価に基づく差損益を反映したものである。
《NH》