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米小売売上高、個人消費の底堅さ示す

経済
2025年12月17日 0時47分

*米小売売上高(10月)22:30

結果 0.0%

予想 0.1% 前回 0.1%(0.2%から修正)(前月比)

結果 0.4%

予想 0.2% 前回 0.1%(0.3%から修正)(除自動車・前月比)

結果 0.5%

予想 0.4% 前回 0.0%(0.1%から修正)(除自動車/ガソリン・前月比)

結果 0.8%

予想 0.4% 前回 -0.1%(コントロール・前月比)

この日発表の10月の米小売売上高は前月比で横ばいとなった。自動車やガソリンの売上高は弱かったものの、他の分野での堅調な支出が補った。自動車とガソリンを除いた売上高は0.5%増加している。

13業種のうち8業種で増加。特に百貨店やオンライン小売業者で堅調に伸びた。一方、自動車は1.6%減。電気自動車(EV)向け税控除が失効したことが一因となった。ガソリン価格下落もガソリンの売上減につながった。

GDPの算出に使用される飲食店と自動車ディーラー、建設資材店、ガソリンスタンドを除いた売上高、いわゆるコントロールグループは0.8%増加となり4カ月ぶりの大幅な伸びを示した。

今回の統計は、ホリデーシーズンの序盤の個人消費が堅調だったことを示した。雇用不安や物価高への不満を抱える消費者は、値引き商品を積極的に求めた。富裕層が最近の強い支出を支えている一方で、家計が厳しい低所得層は慎重姿勢を維持している。

エコノミストからは「10月の強さにはホリデーシーズンの消費前倒しが反映されている可能性がある。無店舗小売りの販売は10月に急増した」との指摘も出ている。

小売売上高のデータはインフレ調整をしていないため、支出の増加は物価高の影響を反映している可能性がある。また、これらの数字は家計支出全体の約3分の1を占める財の購入を概ね示している。

株探ニュース

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