ビットコインは反落 前日の米雇用統計は暗号資産を反転させる材料とはならず
*ビットコイン(ドル)(NY時間07:34)(日本時間21:34)
87031.81(-717.14 -0.82%) 高87931.56 安86198.56
円建参考値 1353万2576円(-111508 -0.82%)
*イーサ(ドル)
2928.93(-21.98 -0.74%) 高2973.69 安2907.93
円建参考値 45万5419円(-3418 -0.74%)
*XRP(ドル)
1.9086(-0.0179 -0.93%) 高1.9397 安1.8966
円建参考値 296.77円(-2.78 -0.93%)
きょうのビットコインは反落。前日は反発したものの、上値は依然として重く、本日は8万6000ドル台に再び下落している。前日の米雇用統計は暗号資産を反転させる材料とはならなかった模様。
一部の投資家は米雇用統計が相場立て直しのきっかけになることを期待していた。11月の米雇用統計は非農業部門雇用者数(NFP)が予想を上回る一方、失業率は予想以上に上昇した。雇用の冷え込みは示したものの、FRBの早期利下げ期待を後押しするには至らず、短期金融市場では1月FOMCでの利下げ確率は20%程度で推移している。
利下げは一般的に暗号資産を支援するが、先週のFOMCでの利下げは相場を押し上げなかった。FRBが利下げを一時停止するのではとの懸念が背景にある。
市場は明日の11月の米消費者物価指数(CPI)に注目しているが、総合指数で3.1%、コア指数で3.0%が見込まれている。予想通りであれば、FRBの目標からはまだ乖離がありそうで、早期利下げ期待は高まりそうにない。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース