グリコは小じっかり、25年12月期業績予想引き下げも反応限られる
江崎グリコ<2206>は小じっかり。17日の取引終了後、25年12月期の連結業績予想の下方修正を発表した。今期の売上高予想は従来の見通しから20億円減額して3620億円(前期比9.3%増)、経常利益は15億円減額して120億円(同10.1%減)に見直した。通期の経常利益は増益予想から一転、減益を見込む。健康・食品事業及び乳業事業におけるアイスクリームやチルド商品が振るわなかった。「ポッキーチョコレート」などチョコレート製品20品目において、商品不良を受けた自主回収による特別損失も発生し、それぞれ影響を織り込んだ。もっとも発表を受けて売り込む姿勢は限られた。いったん悪材料出尽くしと受け止めた買いも入り、株価はプラス圏での推移を続けている。