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話題株ピックアップ【昼刊】:オイシックス、フェローテク、リクルート

注目
2025年12月18日 11時38分

■オイシックス・ラ・大地 <3182>  1,509円  +108 円 (+7.7%)  11:30現在  東証プライム 上昇率4位

オイシックス・ラ・大地<3182>が3日ぶりに急反発した。17日の取引終了後、米運用会社のグランサム、マヨ、ヴァン オッテルロー アンド カンパニー(GMO)がオイシックスの株式について、議決権ベースで10.17%を保有する大株主となったと発表。投資家重視の事業運営が加速するとの期待が広がり、買いを誘う形となった。リクルートホールディングス<6098>傘下のリクルートが保有するオイシックス株式の一部を譲渡した。オイシックスは米運用会社が大株主となったことについて「資本市場との対話をより一層深化させ、これまで以上に資本市場の視点を取り入れた経営規律の強化を図るとともに、経営へのコミットメントを明確に示す一助となるものだ」とコメントしている。

■フェローテック <6890>  4,820円  +175 円 (+3.8%)  11:30現在

フェローテック<6890>が続騰し、25日移動平均線を上抜けた。アクティビストとして知られる香港の投資ファンドのオアシス・マネジメントの保有割合が8.50%となったことが17日の取引終了後に明らかになり、思惑視した買いが入った。オアシスが関東財務局に提出した大量保有報告書によると、保有目的はポートフォリオ投資及び重要提案行為。報告義務発生日は10日となっている。

■バイセル <7685>  4,465円  +160 円 (+3.7%)  11:30現在

BuySell Technologies<7685>は続伸。17日取引終了後、11月の月次動向を発表した。「グループ出張訪問買取事業」の仕入れ高は前年同月比140%増と、引き続き高い伸びを維持した。出張訪問数も同86%増と好調だった。これが材料視されている。

■リクルート <6098>  8,834円  +202 円 (+2.3%)  11:30現在

リクルートホールディングス<6098>が続伸。日経平均が荒れた展開となっているのを横目に、同社株は前週半ばを境に上値指向が強い。人材派遣や販促支援のほか、求人情報検索エンジン「インディード」で米国中心に高水準の需要を獲得し、業績は2ケタ成長トレンドを続けている。「外資系証券も投資判断上位でフォローするところが相次ぎ、目標株価も総じて1万円台を上回っている」(中堅証券ストラテジスト)とし、海外機関投資家とみられる実需買い観測を裏付けている。直近では、「シティグループが前週末に(リクルートの)目標株価を1万1000円(従前は1万400円)に引き上げており、改めて8000~9000円のゾーンでのもみ合いは買い場との判断が働いた」(同)との見方だ。11月7日にマドを開けて直近戻り高値8581円を形成した後に調整を入れていたが、今週に入ってその時の高値をクリアしてきたことでテクニカル的にも波動の強さを印象づけている。

■大阪ソーダ <4046>  2,175円  +43 円 (+2.0%)  11:30現在

大阪ソーダ<4046>が堅調推移。同社は17日の取引終了後、医薬品精製用シリカゲルの需要拡大に対応するため、尼崎工場と松山工場においてシリカゲル製造設備を新たに増設し、2028年2月に製造能力を現在の約2倍に引き上げると発表。これを材料視した買いが入った。投資金額は100億円超。肥満症治療薬では製薬企業が大規模な設備投資を進めており、インドなど新興国においても後発参入やバイオシミラーの開発が急速に進展している。こうした状況を踏まえてシリカゲルの需要が高まると判断。安定供給体制の確保とグローバルでの競争力強化を図る方針だ。同社の医薬品精製用シリカゲルは世界シェアの約70%を占める。これまでも両工場では製造能力の拡大に努め、25年度の製造能力を23年度比で約2倍に高めていた。

■FRONTEO <2158>  874円  +13 円 (+1.5%)  11:30現在

FRONTEO<2158>が売り物をこなしてプラス圏に浮上した。同社は18日午前9時ごろ、参天製薬<4536>と新規標的分子探索やドラッグリポジショニングに関する共創プロジェクトを開始したと発表。今後の収益貢献を期待した買いが株価を押し上げたようだ。フロンテオのAI創薬支援サービスを活用し、眼科領域での医薬品研究開発の効率化と成功確率の向上を狙う。具体的には、フロンテオの「Drug Discovery AI Factory」をもとに新規標的分子候補を抽出。それに紐づくリポジショニング候補薬の探索を行い、革新的な治療薬の創出を目指す。

■ブシロード <7803>  305円  +4 円 (+1.3%)  11:30現在

ブシロード<7803>がしっかり。同社とGENDA<9166>は17日の取引終了後、業務提携契約を締結したと発表。これを手掛かりとした買いが入ったようだ。GENDAが持つアミューズメント施設の運営のノウハウと、ブシロードのIPを活用し、グローバル市場での事業展開を強化する。北米や欧州、アジアでのGENDAのエンタメ・プラットフォームにおいて、ブシロードIPのグッズを展開。リアルイベントやキャンペーンも実施し、更なる認知獲得と海外における体験価値の向上を目指す。

■アステラス製薬 <4503>  2,127円  +17.5 円 (+0.8%)  11:30現在

アステラス製薬<4503>が反発している。同社は18日、膀胱がんを対象とする開発薬「エンホルツマブ・ベドチン」を用いた第3相EV-304試験(KEYNOTE-B15試験)の中間解析において、良好な結果が得られたと発表。株価の支援材料となったようだ。米ファイザー<PFE>と共同で開発を進めている新薬候補で、試験結果については今後の学会などで発表するとともに、承認申請の可能性を検討するためにグローバルで規制当局と協議をする予定だとしている。

■江崎グリコ <2206>  5,451円  +30 円 (+0.6%)  11:30現在

江崎グリコ<2206>は小じっかり。17日の取引終了後、25年12月期の連結業績予想の下方修正を発表した。今期の売上高予想は従来の見通しから20億円減額して3620億円(前期比9.3%増)、経常利益は15億円減額して120億円(同10.1%減)に見直した。通期の経常利益は増益予想から一転、減益を見込む。健康・食品事業及び乳業事業におけるアイスクリームやチルド商品が振るわなかった。「ポッキーチョコレート」などチョコレート製品20品目において、商品不良を受けた自主回収による特別損失も発生し、それぞれ影響を織り込んだ。もっとも発表を受けて売り込む姿勢は限られた。いったん悪材料出尽くしと受け止めた買いも入り、株価はプラス圏での推移を続けている。

■SPDR <1326>  62,110円  +190 円 (+0.3%)  11:30現在

金ETFが高い。SPDRゴールド・シェア<1326>は続伸し上場来高値を更新したほか、NEXT FUNDS 金価格連動型上場投信<1328>、WisdomTree 金上場投資信託<1672>も値を上げている。17日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物相場は、2月限が前日比41.6ドル高の1トロイオンス=4373.9ドルに上昇した。米連邦準備制度理事会(FRB)が来年も利下げを継続するとの観測は強く、金利のつかない資産である金を評価する動きが強まっている。また、米政府がベネズエラに対して軍事圧力を強めていることも金の買い要因となっている様子だ。

■アサヒ <2502>  1,641.5円  -90 円 (-5.2%)  11:30現在  東証プライム 下落率5位

アサヒグループホールディングス<2502>は大幅安。一時7.5%安の1601円をつけた。17日取引終了後、英酒類大手ディアジオの東アフリカ事業を30億ドル(約4654億円)で買収すると発表した。ディアジオの傘下にある「Diageo Kenya」の株式100%と「UDV(Kenya)」の株式53.68%を取得する。Diageo Kenyaはケニア・ウガンダ・タンザニアで酒類事業を手掛ける「East African Breweries」の株式65%を保有している。将来的な収益貢献が期待される一方、買収による財務負担の増加を懸念する見方もあり、目先はこちらを意識した売りが先行しているようだ。

■ソフトバンクグループ <9984>  16,230円  -525 円 (-3.1%)  11:30現在

ソフトバンクグループ<9984>がウリ気配スタートで大幅反落、中期波動の分水嶺として意識される26週移動平均線を下放れるかどうかの正念場を迎えており、マーケットの注目度も高まっている。前日の米国株市場では再びハイテク株への売り圧力が再び強まり、ナスダック総合株価指数は400ポイントを超える下げとなったほか、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も3.8%安と大きく水準を切り下げた。そのなかオラクル<ORCL>は個別に5%を超える下げとなっており、ソフトバンクGの株価にも影響を与えている。オラクルの株価下落については、同社がオープンAI向けに建設する大規模データセンターに関して連携ファンドが出資を行わないとの報道が嫌気された。AIへの過剰投資懸念が引き続きくすぶるなか、ソフトバンクGも押し目に買い向かう動きは限定的となっている。

■PRISMバ <206A>  187円  +50 円 (+36.5%) ストップ高買い気配   11:30現在

PRISM BioLab<206A>はストップ高の水準となる前営業日比50円高の187円でカイ気配となっている。17日の取引終了後、米タラス・バイオサイエンスと転写因子及びタンパク質・タンパク質間相互作用(PPI)標的に対する新規阻害剤の探索を目的とした共同研究契約を締結したと発表しており、材料視した買いが殺到している。難易度が高い創薬領域に対して独自の地位を確立するため、PRISMバのPPIを標的とする創薬技術とタラスバイオのヒト生細胞環境下における転写因子及びPPIのスクリーニング評価技術を組み合わせ、新規医薬品候補化合物の創出を目指す。加えて、PRISMバはエーザイ<4523>と共同創出したCREB結合タンパク質・β-カテニン相互作用阻害剤E7386について、レンバチニブメシル酸塩(レンバチニブ)との併用の有効性に関する学術論文が国際医学雑誌「Clinical Cancer Research」で公開されたとも開示した。E7386が肝細胞がん治療でレンバチニブの抗腫瘍効果を増強する可能性が示唆されたという。

■TORICO <7138>  190円  +50 円 (+35.7%) ストップ高買い気配   11:30現在

TORICO<7138>はストップ高カイ気配。同社はコミックを全巻セット販売するECサイト運営を手掛けるが、業績は今期で3期連続の営業赤字予想と苦戦を強いられている。ただ、株価は200円未満での推移が続いており、流動性も高いことで個人投資家を中心とした短期資金のターゲットとして人気素地を内包している。そうしたなか、17日取引終了後にShooting Star1号投資事業有限責任組合を割当先とする229万8708株の第三者割当増資(発行価格は143円)を実施することを開示。また、同日に新たに暗号資産投資事業の推進を目的とした100%出資子会社設立を決議したことも併せて発表しており、これを手掛かり材料に投資資金が集中する形となっている。

■オンコリス <4588>  849円  +69 円 (+8.9%)  11:30現在

オンコリスバイオファーマ<4588>が4日ぶりに急反騰している。17日の取引終了後、再生医療等製品として国内承認申請を行った腫瘍溶解ウイルス「OBP-301」に関する品質契約の締結内容を、富士フイルムホールディングス<4901>傘下で販売提携先である富士フイルム富山化学と同日に合意したと発表しており、材料視した買いが集まっている。富士フイルム富山化学と2024年2月に締結した日本国内での販売提携契約の関連契約として、OBP-301の品質確保の必要事項を具体的に定めており、市販後に適切な品質で円滑に供給できる体制を整備する。

■Abalance <3856>  553円  -100 円 (-15.3%) ストップ安売り気配   11:30現在

Abalance<3856>がストップ安の水準となる前営業日比100円安の553円でウリ気配となっている。17日の取引終了後、第三者委員会による調査結果報告書を発表しており、報告書のなかで調査した案件について「明確に意図的かつ組織的に行われた不正な会計処理(粉飾)であったと評価するのが妥当」としており、嫌気した売りが膨らんでいる。同社は不適切な会計処理を理由に22年6月期第1四半期から24年6月期第1四半期に関する有価証券報告書などについて、2024年3月14日付で訂正報告書を提出しており、監査等委員会からは「誤謬」との評価を受けていたが、改めて過去の調査報告書に関する再調査を実施していた。そのほか、連結子会社のWWBが保有する太陽光発電所に関する減損及び申請書類に対する調査や関連当事者取引に関する調査も行われた。

●ストップ高銘柄

誠建設工業 <8995>  2,069円  +400 円 (+24.0%) ストップ高   11:30現在

など、3銘柄

●ストップ安銘柄

Abalance <3856>  553円  -100 円 (-15.3%) ストップ安売り気配   11:30現在

以上、1銘柄

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