10万円以下で買える、財務健全&低PER 25社【プライム】編 <割安株特集>
少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。SBI証券、楽天証券、GMOクリック証券のネット証券3社が株式の売買手数料無料化を打ち出すなど、投資家は手数料を気にせずに売買することが可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、赤字決算や無配の企業も数多くあることには注意が必要だ。
東証プライム上場企業では237銘柄が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、財務体質の安全性を見る指標の1つである「株主資本比率」に注目してみた。株主資本は株主からの払込金と、過年度からの利益の蓄積で構成される。負債とは異なり返済・支払を必要としない資金であるため、総資産に対する比率が高いほど財務の安定性が高いとされる。また、割安株という観点から予想PER(株価収益率)が市場平均を下回る銘柄に絞り込んだ。
下表は東証プライム上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)株主資本比率が50%以上、(3)予想PERが15倍未満――を条件に投資妙味が高まる25社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PERは19日現在)
なお、21日(日)16時00分に「10万円以下で買える、財務健全&低PER【スタンダード】編」を配信する予定です。ご期待下さい。
最低投資 株主資本 予想
コード 銘柄名 金額 比率 PER
<2120> LIFULL 17900 63.6 12.1
<7354> Dmミックス 29800 58.0 10.9
<4392> FIG 30300 54.0 14.1
<4093> アセチレン 35800 56.0 10.4
<7868> 広済堂HD 45600 68.7 12.0
<3679> じげん 47400 52.4 11.8
<7244> 市光工 50700 59.6 12.5
<9788> ナック 52000 56.8 11.4
<6986> 双葉電 56600 76.3 12.6
<5408> 中山鋼 58600 72.0 13.8
<3675> クロスマーケ 62400 50.5 7.8
<3834> 朝日ネット 68300 88.5 10.7
<4996> クミアイ化 68900 58.2 13.0
<5957> 日東精 70000 62.5 11.0
<6099> エラン 74200 56.6 14.5
<9990> サックスバー 74500 73.3 11.7
<6306> 日工 78700 56.5 14.4
<4246> DNC 78900 53.3 8.7
<7246> プレス工 80600 58.3 12.5
<9273> コーア商HD 81000 82.1 9.4
<7347> マーキュリア 87000 82.7 9.9
<3924> ランドコンピ 93800 73.1 13.5
<7059> コプロHD 94200 64.2 14.6
<4847> インテリW 94600 52.8 14.7
<5959> 岡部 97100 70.8 14.2
※単位は、最低投資金額は円、株主資本比率が%、PERは倍。
※対象条件について、直近予想の「最終利益が経常利益の80%以上」の企業は、特別利益や税控除などにより一時的に最終利益がかさ上げされているケースが多いため、対象から除いた。
※通期予想が無配の銘柄は除いた。
株探ニュース