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トランプ大統領、経済が好調であれば次期FRB議長は利下げを行うべき

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2025年12月24日 3時34分

トランプ大統領は、経済が好調であれば次期FRB議長は利下げを行うべきだとの考えを示し、パウエル議長の後任を選ぶ時期が近づく中で、借入コスト引き下げに前向きな人物を求めている姿勢を改めて示した。

トランプ大統領はSNSへの投稿で、「市場が好調であれば、私の新しいFRB議長には金利を引き下げてほしい。何の理由もなく市場を破壊するようなことはしてほしくない。私に反対する者は決してFRB議長にはならない」と述べた。

トランプ大統領はこれまでも、良好な経済指標がインフレ懸念やFRBの利上げ観測によって株安につながる最近の傾向を批判してきた。

「昔は良いニュースが出れば市場は上がった。ただ、いまでは良いニュースが出ると市場は下がる。誰もが潜在的なインフレに対応するため、すぐに金利が引き上げられると考えるからだ」と書き込んだ。

今回の発言は、借入コストを引き下げるためにFRBの新指導部を求めるトランプ大統領の姿勢を改めて示すもので、生活費高騰を巡る有権者の不満に対応する政治的圧力が高まる中でのものだ。トランプ大統領は、低金利が住宅市場を支援すると繰り返し述べており、将来のFRB議長には金利判断の進め方について自身と協議することも望んでいる。

大統領は先週、FRB議長候補を3人か4人に絞り込んだとし、今後数週間のうちに決定する考えを示していた。

候補者としては、ハセット米国家経済会議(NEC)委員長、ウォーシュ元FRB理事の名前を挙げており、ウォラーFRB理事とも面談し、高く評価している。「誰が選ばれても良い選択になると思う」とトランプ大統領は語った。

FRBは今月初め、政策金利を3.50-3.75%に引き下げ、3会合連続の利下げを実施した。一方、3人の委員が反対票を投じ、FOMC内では今後の追加利下げについて意見が割れている。トランプ大統領はこれまで、政策金利を1.00%程度、あるいはそれ以下にまで引き下げるべきだと主張してきた。

株探ニュース

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