米国でK字型経済が定着との指摘 米GDPの力強い伸びにもかかわらず
アナリストは、前日の第3四半期の米GDPが4.3%と力強い伸びを示したにもかかわらず、米国はK字型経済が目の前に迫っていると述べている。
上位20%の世帯は高所得と急増する資産に支えられて力強く支出している一方、下位60%の世帯は雇用への懸念と関税による物価上昇で苦戦していると指摘。「支出が持ちこたえているにもかかわらず信頼感が非常に弱い理由を大いに説明している」と述べている。
企業にもそれは明らかで、IT・ハイテク以外の設備投資は4四半期連続で縮小しており、これは景気後退時のようなパフォーマンスだという。
しかし、政府と企業の両方がAI支配を巡る戦いで米国の勝利を目指すことで足並みを揃えていることを考えると、高所得世帯の支出とハイテク企業の設備投資が2026年の成長を依然として押し上げるだろうとも述べた。
株探ニュース