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【クラファン】企業の現実資産をNFT化、流通までワンストップ支援 ルミアデス・ソリューション、12月28日募集開始

経済
2025年12月26日 15時34分

NFT(非代替性トークン)の発行・流通をワンストップで支援する株式会社ルミアデス・ソリューション(東京都文京区)が、株式投資型クラウドファンディング(普通株式型)による出資を募集します。申し込みは12月28日10時開始を予定しています。

・ 普通株式型
・ 目標募集額:999万9000円、上限募集額:3999万6000円
・ みなし時価総額:1億5295万5000円
・ 類似上場企業:デジタルプラス <3691> [東証G]、カヤック <3904> [東証G]、エディア <3935> [東証S]、マツモト <7901> [東証S]、Shinwa Wise Holdings <2437> [東証S]
※「みなし時価総額」はミンカブ編集部が「発行済み株式数×募集株式の払込金額」により試算

インテリジェンス初期メンバー、連続起業家の代表が挑む

【タイトル】

(出典:FUNDINNO)

ルミアデス・ソリューションの瀧田幸介代表は1994年、当時15名規模だったインテリジェンス(現・パーソルキャリア)に初期メンバーとして参画。営業やシステム開発を経験し、同社の株式上場を経験しました。

複数の起業を経て、2024年にルミアデス・ソリューションを設立。きっかけは演奏会チケットのデジタル化により、「記念品」としての情緒的な価値が失われていると感じたことから、それを取り戻す手段としてNFT技術に着目したことだといいます。

【タイトル】

(出典:FUNDINNO)

同社はNFTを、埋もれていた権利や価値を可視化し、流通させるためのインフラとして再定義することを目指しています。

NFTの発行からウォレット管理までを一括代行し、企業が既存ビジネスを止めることなく、最短距離で「RWA(リアルワールドアセット)×NFT」事業を開始できる環境を提供していきたい考えです。

例えば、酒蔵が5年後や10年後に出荷予定の熟成酒を予約販売したい場合、一般的に酒蔵への予約は台帳管理にとどまり、第三者への権利譲渡は困難でしたが、これをNFT化することで、ファンは「10年熟成される価値」を途中で売却することが可能に。

「酒蔵は転売されるたびに手数料が入るという、三方良しの仕組みの実現を目指しています」(同社)

同社は予約権をNFTとして発行し、購入者が自由に転売できるマーケットを構築。ユーザーと酒蔵にとっては権利の所在が可視化され、酒蔵には転売のたびに手数料収入が入る仕組みとします。

「企業は将来提供する商品やサービスにひも付く権利を前倒しで現金化でき、ユーザーは価値の変動を見越して、権利そのものを取引できるようになると考えています」(同社)

今後は、漫画・アニメ業界の制作過程で生まれたキャラクターの初期デッサンや原画など、ファンにとって価値はあるものの、流通手段がなかった「埋もれた宝」をNFT化していく計画です。

また、物理的な現物資産にRFIDタグ(電波を使って、非接触で情報をやりとりする小型の無線タグ)を付与し、デジタル上のNFTと1対1でひも付けることで所有者の所在を厳格に可視化する予定です。

2次(n次)流通時、NFTの移転と連動してRFIDの情報も書き換える仕組みを構築しており、ファンは偽物のリスクなく資産をコレクションでき、クリエイターには永続的にロイヤリティが入る新しい文化インフラの実装を目指しています。

「これまで見過ごされてきた権利や予約、会員資格などに新たな経済的価値を与え、埋もれていた価値の可視化と流通拡大をワンストップのサービスで図っていきたいと考えています」(同社)

埋もれた価値を「世界に一つだけの資産」に

「声優から名前を呼んでもらえる」などの体験はファンにとっては大きな価値がある一方で、販売方法や権利設計が整備されていないため、本来は収益化できるはずの価値が埋もれている現状があると同社は考えています。

同社は、NFTにより、「声優から名前を呼んでもらえる権利」などを改ざん不可能な「世界に一つだけの資産」として発行し、ファンが資産として持ち続け、応援の履歴が可視化される新しい「推し活」を提供することを目指しています。

「これらの権利が2次流通するたびに、クリエイターや中小企業にロイヤリティが入り続ける仕組みを整え、持続的に成長できるシステムを実現したいと考えています」(同社)

事業内容・競争優位性・ビジネスモデル

【タイトル】

(出典:FUNDINNO)

同社はNFTの発行・流通・物理製品連携をワンストップで支援する「NFT Suite-KAWAUSO-」を提供しています。同パッケージは以下のモジュールで構成されています。

①NFT Drop

クライアントが保有するデジタルコンテンツや権利をNFT化し、受け取り用のQRコード/URLで簡単に配布できるサービス。デジタル会員証やイベント記念、キャンペーン特典、スタンプラリーなどに活用でき、発行したNFTは既存のマーケットプレイスに出品可能。

②NFT Hub

クライアント専用のNFTマーケットプレイスを構築するサービス。発行したNFTを販売・転売できるプラットフォームをクライアントのブランドに合わせてカスタマイズする。転売時のロイヤリティ設定も可能で、クライアントに収益を還元する。

③NFT Wallet

NFTや暗号資産を管理するデジタルウォレット。購入したNFTを安全に保管、転売・譲渡できるインターフェースを提供する。ユーザーは複数のマーケットプレイスのNFTを一括管理できる。

④NFT Giclee

NFTのデジタル証明書を、ジークレー(高精細なインクジェット)で金属板に作品データをプリントしたアートパネル、メタルジークレーボードとして物理的に製造するサービス。

この他に電子チケット決済サービス「クラチケ」も展開しています。演奏会ページの作成・管理からチケット発行、特典チケットの発行まで演奏会当日までに必要な機能のほか、オンライン有料配信にも対応、クラシック演奏家とファンをつなぐプラットフォームとして活用されています。

【タイトル】

(出典:FUNDINNO)

従来、自社だけでRWAのNFT化を活用しようとすると、高度なブロックチェーン技術者の確保、NFT発行や管理のためのスマートコントラクト開発、ウォレットやマーケットプレイスのUI/UX設計など、多くの企業には非現実的な負担がのしかかっていたそうです。

「NFT Suite-KAWAUSO」はNFTの発行から流通までを一括支援するソリューションとして、発行から、専用マーケットプレイスとウォレット機能を通じた、権利の流通までをスムーズに実現。

エンドユーザーにとっても、直感的で使いやすいUIのほか、従来のNFTのように仮想通貨を用意する必要はなく、日本円での売買に対応するなど誰もが触れやすい仕組みを採用しています。「クライアント企業は技術的・運用的な負担を最小限に抑えながら、NFT事業を立ち上げることが可能になります」(同社)。

【タイトル】

(出典:FUNDINNO)

同社の収益モデルは、初期導入費用と継続収益で構成されています。

対クライアントでは、「NFT Suite -KAWAUSO-」を提供する際、NFT Drop、NFT Hub、NFT Walletなど各モジュールに応じた初期導入費用を受け取り、新規プロジェクト立ち上げの段階から収益を確保します。

継続収入については、発行されたNFTが同社のマーケットプレイス上で2次流通(転売)される際に取引額の一定割合を手数料として受領、流通量の拡大に応じて、スケーラブルな収益を見込んでいます。「また、クライアントが継続的にNFTを発行する場合の発行手数料も重要な収益源となります」(同社)。

クラシック音楽領域では、クラチケを通じて、コンサートやイベントの決済・NFT販売を行い、決済手数料とNFT販売手数料を獲得します。音楽団体などへの広告枠販売、ウォレット所有者データを活用したトークングラフ広告など、「広告配信による収益も将来的な柱として位置付けています」(同社)。

将来はIPOを計画

【タイトル】

(出典:FUNDINNO)

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(出典:FUNDINNO)

類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)

・デジタルプラス <3691> [東証G]

・カヤック <3904> [東証G]

・エディア <3935> [東証S]

・マツモト <7901> [東証S]

・Shinwa Wise Holdings <2437> [東証S]

発行者・募集情報

■募集株式の発行者の商号及び住所、資本金等

株式会社ルミアデス・ソリューション

東京都文京区本郷4丁目1番6号 ヴェルディ本郷7階

資本金:10,005,000円(2025年12月17日現在)

発行済株式総数:4,635株(同)

発行可能株式総数:200,000株

設立日:2003年10月28日

決算日:10月31日

■募集株式の発行者の代表者

代表取締役 瀧田幸介

■募集株式の種類及び数(上限)

普通株式 1,212株

■募集株式の払込金額

1株当たり 33,000円

■資金使途

・目標募集額達成時の資金使途内訳

調達額999万円を以下の目的に充てる予定。

広告宣伝費 300万円

システム開発費 479万円

手数料 219万円

・上限募集額達成時の資金使途内訳

上記に追加し、調達額2,999万円(目標募集額999万円と上限募集額3,999万円との差額)を以下の目的に充てる予定。

広告宣伝費 1,769万円

システム開発費 540万円

地代家賃 30万円

手数料 659万円

■投資金額のコース及び株数

99,000円コース(3株)

198,000円コース(6株)

297,000円コース(9株)

396,000円コース(12株)

495,000円コース(15株)

990,000円コース(30株)

1,980,000円コース(60株)

2,970,000円コース(90株)

3,960,000円コース(120株)

4,950,000円コース(150株)

9,900,000円コース(300株)

※特定投資家口座以外からの申し込みの場合、495,000円コース(15株)までしか申し込みできない。特定投資家口座からの申し込みの場合、9,900,000円コース(300株)を上限とする。

■申込期間

2025年12月28日~2026年1月15日

■目標募集額

9,999,000円(上限募集額 39,996,000円)

※特定投資家口座全体からの申し込みの上限は31,977,000円とする。

■払込期日

2026年2月9日

■連絡先

株式会社ルミアデス・ソリューション

電話番号:03-6825-2808

メールアドレス:postman@lumiades.co.jp

※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。

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