＜マ－ケット日報＞　2025年12月26日

２６日の市場は日経平均が続伸。終値は前日比３４２円高の５万７５０円で今月１２日以来の高値となった。昨日の米国市場はクリスマス休場で材料とならず。欧州市場も休みで外部からの目立った材料は不在だった。円相場が対ドルで円安気味に推移したことでこれが唯一の手掛かり。日経平均は輸出関連株に有利と見て円安を材料に序盤から買いが先行した。中頃には上げ幅が５００円を超える場面も。半導体・ハイテク株中心に買いが入り指数では日経平均の上げが際立つ状態。一方、上場全銘柄で算出する指数トピックスは上げこそすれども上昇率は日経平均の１／４程度とおとなしい。最高値に最接近しているため少ないボリューム（出来高）ではなかなか上げきれないのが実情だろう。東証プライム市場の値上り銘柄数は半分強。スタンダード市場、グロース市場は値上り銘柄半分以下とまだら模様だ。週末で年末接近の状況だけにこれでも強いといえる方であろう。来年に向けた株高期待そのままで１月相場も堅調に推移しそうな雰囲気だ。１月相場で日経平均が１１月にマークした最高値に迫る展開も十分に考えられる。

個別ではカカクコム、キオクシア、コクサイエレ、日本マイクロなどが上昇率ランキング上位へ。証券株に買いが続き野村、大和、岡三などが年初来高値を更新している。（ストック・データバンク　編集部）