英ポンド週間見通し:底堅いか、英追加利下げ観測後退でポンド買い継続も
■強含み、英国経済急減速の可能性は低下
今週のポンド・円は強含み。日本銀行は2026年も利上げを継続する可能性があるものの、英国経済が急速に減速するとの懸念は後退し、英中央銀行による追加利下げの可能性は低下した。さらに、米国金利の先安観が広がったことでポンド買い・米ドル売りの取引が増えたこともポンド・円相場を下支えした。取引レンジ:206円78銭-211円10銭。
■底堅いか、英追加利下げ観測後退でポンド買い継続も
来週・再来週のポンド・円は底堅いか。英国の財政悪化懸念は根強いものの、直近の英中銀金融政策委員会(MPC)で政策金利を引き下げの票決は交錯。目先の利下げ観測は後退しており、ポンド買いに振れやすい展開となりそうだ。一方、高市政権の強い円安牽制で円買いが入りやすい反面、ドル・円の下値は堅く、結果的にポンド・円相場をサポートするとみられる。
○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・特になし
予想レンジ:209円80銭-212円50銭
《FA》