ウルトラジェニックスが急落 臨床試験で主要評価項目を達成できず=米国株個別
(NY時間14:41)(日本時間04:41)
ウルトラジェニックス・ファーマ<RARE> 18.99(-15.21 -44.47%)
メレオ・バイオファーマ<MREO> 0.27(-2.04 -88.39%)
ウルトラジェニックス・ファーマ<RARE>が急落。希少疾患の骨形成不全症(OI)を対象にした「セトルスマブ」の第3フェーズ臨床試験「ORBIT」と「COSMIC」が主要評価項目を達成できなかったと発表した。パートナーのメレオ・バイオファーマ<MREO>も急落。
これを受けてアナリストは目標株価を従来の72ドルから47ドルに引き下げた。結果がネガティブだったことを受けて、OIにおけるセトルスマブの成功確率を5%に引き下げるとし、ORBIT試験の骨折データは想定を上回るプラセボ反応によって結果が損なわれた可能性があると指摘した。
今後は投資家の関心が、26年後半に結果が見込まれるアンジェルマン症候群向けGTX102のピボタル試験「ASPIRE」のデータに移ると予想。
【企業概要】
医療需要が高く、認定治療法が無い、重篤な稀少遺伝子疾患の治療に用いる医薬品の開発・商品化に取り組むバイオ医薬品会社。X連鎖性低リン血症および腫瘍性骨軟化症、ムコ多糖症VII型またはスライ症候群、長鎖脂肪酸酸化障害、ホモ接合性家族性高コレステロール血症の治療薬の市販承認製品を提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース