東証グロース市場250指数先物見通し:やや買い優勢か
本日の東証グロース市場250指数先物は、やや買いが優勢となりそうだ。前日29日のダウ平均は249.04ドル安の48461.93ドル、ナスダックは118.75pt安の23474.35ptで取引を終了した。年末に向けた利益確定売りが先行したと見られ、寄り付き後、下落。トランプ大統領が実施したウクライナ、ゼレンスキー大統領との会談後の電話会談でロシアのプーチン大統領がウクライナにより大統領府が攻撃されたと主張したことがわかり、和平案締結の期待後退でさらに売られ、終日軟調に推移し終了した。下落した米株市場を横目に、本日の東証グロース市場250指数先物は、やや買いが優勢となりそうだ。半導体やAI関連との逆相関関係は払拭されていないが、直近の値動きには調整一巡感がみられ、グロース市場は「独り負け」状態から抜け出した印象だ。上値抵抗となっていた25日移動平均線や日足一目均衡表の基準線などが、今度は下値サポートとして意識されやすく、押し目買い意欲も高まりつつある。年末年始の連休を控えるものの、連休前の持ち高調整は概ね一巡したとみられ、底堅い値動きを期待したい。なお、夜間取引の東証グロース市場250指数先物は前営業日日中終値比5pt安の672ptで終えている。上値のメドは680pt、下値のメドは665ptとする。
《SK》