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ダウ平均は3日続落 FOMC議事録への限定的=米国株概況

市況
2025年12月31日 6時36分

NY株式30日(NY時間16:25)(日本時間06:25)

ダウ平均   48367.06(-94.87 -0.20%)

S&P500    6896.24(-9.50 -0.14%)

ナスダック   23419.08(-55.27 -0.24%)

CME日経平均先物 50715(大証終比:+315 +0.62%)

きょうのNY株式市場、ダウ平均が小幅に3日続落したほか、IT・ハイテク株も小動きに終始し、ナスダックも小幅安となった。年末で手掛かり材料に乏しい中、米株式市場は次の展開待ちとなっている。

本日は午後のFOMC議事録が注目されていたが、反応は限定的だった。議事録では「大半がいずれ追加利下げが適切になる可能性が高い」と判断していたことが明らかとなった一方、一部には「当面は利下げ見送りも適切」と認識していたことが示されていた。短期金融市場でも動きは限定的で、1月は据え置きの確率が85%程度、3月までで五分五分といった状況に変化はない。年末で市場も動意薄の中、反応は鈍かった模様。

前日は今年大きく上昇したIT・ハイテク株の一部が売られ、AI関連も下落していた。AIバブルが過剰に拡大しているのではないかと懸念が根強くあるようだ。

前日には貴金属関連に大きく調整が入っていたが、本日は下げが一服。供給不足が続いていることから月間では上昇基調を維持している。銀、金は調整局面を挟みつつも、各国中銀による旺盛な買い、ETFへの資金流入、FRBの利下げによる借入コスト低下が追い風となり、いずれも1979年以来の好調な年間パフォーマンスを達成する見通し。

オン24<ONTF>が大幅高。同業のシーベント社が同社を約4億ドルの現金で買収することで合意した。1株8.10ドルで前日終値よりも38%高い水準。

メタ<META>が上昇。シンガポールに本拠を置くAIスタートアップ、マヌス社を買収することで合意したと発表した。人気のAIエージェントを取り込むことで、巨額のAI投資を事業化する取り組みを進める。

オーシャンファースト<OCFC>とフラッシング<FFIC>の米地銀2行が全株式交換による合併について最終合意に達した。両行の株価は下落。

エクソ・バイオニクス<EKSO>が121%の急騰。アプライド・デジタル<APLD>がクラウドコンピューティング事業をスピンアウトし、それをエクソ・バイオニクスと統合する計画を発表した。

スポーツ用品のアンダーアーマー<UAA>が上昇。カナダの保険会社フェアファックスが同社のクラスA株の保有比率を16%超に引き上げたことが材料視されている。

ON24<ONTF> 8.06(+2.20 +37.54%)

オーシャンファースト<OCFC> 18.29(-1.31 -6.66%)

フラッシング<FFIC> 15.38(-1.51 -8.94%)

アプライド・デジタル<APLD> 24.08(-0.73 -2.94%)

エクソ・バイオニクス<EKSO> 10.58(+5.12 +93.77%)

アンダーアーマー<UAA> 5.14(+0.36 +7.53%)

アップル<AAPL> 273.08(-0.68 -0.25%)

マイクロソフト<MSFT> 487.48(+0.38 +0.08%)

アマゾン<AMZN> 232.53(+0.46 +0.20%)

アルファベットC<GOOG> 314.55(+0.16 +0.05%)

アルファベットA<GOOGL> 313.85(+0.29 +0.09%)

テスラ<TSLA> 454.43(-5.21 -1.13%)

エヌビディア<NVDA> 187.54(-0.68 -0.36%)

メタ<META> 665.95(+7.26 +1.10%)

AMD<AMD> 215.34(-0.27 -0.13%)

イーライリリー<LLY> 1079.75(+1.02 +0.09%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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