コーセプトが４８％急落　ＦＤＡから完全回答書を受領と発表＝米国株個別

（NY時間09:57）（日本時間23:57）

コーセプト<CORT>　35.90（-34.29　-48.85%）

医薬品のコーセプト・セラピューティックス<CORT>が急落。取引開始前に高コルチゾール症に続発する高血圧の治療薬として開発している「レラコリラント」について、主要試験であるＧＲＡＣＥ試験で主要評価項目を達成したにもかかわらず、ＦＤＡから完全回答書（ＣＲＬ）を受領したと発表したことが嫌気されている。ＣＲＬは、ＦＤＡが現時点では承認できないと判断した場合に発行。

ＦＤＡは、追加の有効性データがなければ、同剤に関する恩恵とリスクの評価を下すことはできないと結論付けた。

ベラノフＣＥＯは、この規制上の判断に対して驚きと失望を表明。会社側は、今後の対応方針について協議するため、できるだけ早期にＦＤＡと面会する予定としている。

【企業概要】

コルチゾールホルモンの効果を調節することにより、重度の内分泌疾患・腫瘍疾患・代謝疾患・神経疾患を治療するための医薬品の発見と開発に従事する医薬品会社。クッシング症候群の治療用にKorlymを販売するほか、固形腫瘍・筋萎縮性側索硬化症(ALS)・肝疾患(NASH)を対象とした臨床試験を進める。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース