人民元が対ドルで３１カ月ぶり高値、政策当局が容認

人民元は対ドルで３１カ月ぶりの高値を付けた。アナリストは、中国の政策当局が人民元高を容認する姿勢を示しているためだと述べている。

中国人民銀行は最近、ドル・人民元の日次基準値を段階的に引き下げている。年初には、ドルが急落する中でも人民銀はドル・人民元を安定させ、貿易加重ベースの人民元を弱め、中国の輸出を押し上げた。

最近の人民元高を容認する決定は、貿易混乱に耐える中国の能力に対する自信の高まりを反映している可能性があると同アナリストは指摘。

中国の貿易黒字は２０２５年の最初の１１カ月で１兆ドルを超え、米国と中国は貿易休戦を延長している。

オフショア人民元は１ドル６．９７６０元まで下落する場面も見られた。

株探ニュース