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伊藤智洋が読む「2026年新春相場 マーケット・シナリオ」<新春特別企画>

市況
2026年1月4日 13時29分

日経平均は本年が弱気推移なら、大発会後に上値を抑えらえる公算

1. NYダウは週明け後、すぐに上値を抑えられるかが焦点

図1は、 日経平均株価と NYダウの1月の月足が陽線、陰線で引けた時の最高値、最安値の出現場所を示しています。

2025年12月21日の本コラムでは、「日経平均株価の1月の月足が陰線引けした20回中、14回が3営業日以内で1月の最高値をつけて下降を開始している」と紹介しました。日経平均株価は1月に下げる場合、月初から下げの流れを作る傾向があると考えられます。

図1 日経平均株価とNYダウの1月の動き

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図1を見ると、同様の傾向がNYダウにも見られます。NYダウは1990年から2025年までの36年間で、月足が陰線引けしている年が17回あります。その中で1~3営業日の範囲で1月の最高値をつけた年が10回あり、月初から下げていることがわかります。

月初から下げない場合でも、日経平均株価よりもはっきりとした特徴が現れています。4営業日から17営業日に1月の最高値をつけた年が7回ありますが、これらの年はほとんどが月初から上昇して一気に1月の最高値をつけた後、下降を開始するパターンになっています。

価格がいったん下げて押し目をつけた後、月初の高値を若干だけ越えてすぐに上値を抑えられるようなジグザグの値動きになっていません(このような値動きが現れるのならば、月足が陽線引けする展開になると見ておくことができます)。

図2は、NYダウの日足です。NYダウは年明け後、1月2日に12月18日安値の4万7849ドルを維持する格好で下値を支えられて反発しています。目先の価格が下げて1月2日安値の4万7853ドルを割ると、チャートでは上値、下値を切り下げる弱気パターンを作ります。そうなると、12月12日高値の4万8886ドルが戻り高値となって、12月12日以降は4月以降の上げ幅全体の調整局面へ入っている可能性が出てきます。

1月2日の反発は下値堅さを示す動きとなったことで、今後の強弱の判断のポイントを明確にしています。

前述した1月に価格が下げる場合の値動きのパターンと、1月2日に示した下値堅さを考慮すると、1月の月足が陰線引けする場合、週明け後すぐに上値を抑えられて、1月2日安値の4万7853ドルを割る動きになると考えられます。

週明け後の価格が上昇して12月12日高値の4万8886ドルを超える動きになる場合、1月が強気に推移して、月足が陽線引けする展開になるという見方が有力になります。

図2 NYダウの日足と目先の展開

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