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話題株ピックアップ【夕刊】(1):大平金、東洋エンジ、三井金属

注目
2026年1月8日 15時42分

■大平洋金属 <5541>  2,714円  +161 円 (+6.3%)  本日終値  東証プライム 上昇率5位

大平洋金属<5541>が大幅に5日続伸。足もとで銅など非鉄価格が高騰するなか、ニッケル価格も急上昇している。同社はフェロニッケル製錬大手で、ニッケル価格の上昇は収益向上につながるとみられており見直し機運が膨らんでいる。また、昨年2月には太平洋の公海の深海底から採取した多金属ノジュール(マンガンノジュール)のサンプルから、世界で初めて商業規模の高品質ニッケル・銅・コバルト合金などを製造する試験に成功したと発表した。11日からレアアースの試験採掘が行われる南鳥島の深海底には、レアアース泥に加えコバルトやニッケルを豊富に含むマンガンノジュールが分布している。このため、レアアース関連株の物色の流れが同社株にも波及している様子だ。

■CYBERDYNE <7779>  220円  +12 円 (+5.8%)  本日終値

CYBERDYNE<7779>が3日続伸。同社はきょう、装着型サイボーグHAL腰タイプ作業支援用の新モデルを2月2日に発売すると発表。これが買い手掛かりとなったようだ。この製品は、従来モデルで導入実績のある救急救命活動をはじめ、空港、工場、建設、物流、農業など、重筋作業を伴う幅広い現場での活用を想定。独自のサイバニクス技術により腰に負担がかかる作業をサポートし、作業者の身体負荷低減と安全性・生産性の向上を両立し、新たな労働安全のスタンダードを創出するとともに、社会実装の更なる加速を目指すとしている。

■東洋エンジニアリング <6330>  4,520円  +235 円 (+5.5%)  本日終値  東証プライム 上昇率6位

東洋エンジニアリング<6330>が大幅高で新値追い。6日に一部で「中国政府は一部の中・重希土類(レアアース)を対象に、日本への輸出許可審査を厳格化する方向で検討している」と報じられたことをきっかけに、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の委託を受けてレアアース泥を回収するシステムの技術開発に携わっている同社への関心が高まっているもよう。また同社はきょう、カザフスタンの化学肥料製造会社と、脱炭素化及び尿素肥料分野での協力を目的とした覚書(MOU)を締結したことを明らかにしており、新たな買い手掛かりとなっている様子。同社は尿素技術のライセンサーとして培ってきた技術力を通じて、同国の食糧供給安定化につなげるとともに、脱炭素ソリューションを提案することでエネルギー転換を支援するとしている。

■三井金属 <5706>  20,140円  +875 円 (+4.5%)  本日終値  東証プライム 上昇率8位

三井金属<5706>が大幅高で4連騰。同社は7日、機能材料事業説明会を開催し、資料をホームページに掲載した。このうち銅箔事業に関して、AIサーバーや情報通信インフラ向け需要の拡大が見込まれるなどとして、同事業のセグメント利益について2030年度には今年度比で約2倍の利益規模を見込んでいると明らかにしており、内容を評価した買いが集まった。半導体パッケージ向け特殊銅箔の「マイクロシン」はAIサーバーなど情報通信インフラ向けに需要が拡大。高水準の受注を継続しており、今後は高速光トランシーバー向けなど新分野での採用拡大も見込む。高周波通信インフラ向け銅箔に関しては、スーパーハイグレードとなるHVLP5カテゴリー品の「SI3-VSP」が最先端のAIサーバー向けに採用され、26年度以降もハイグレード銅箔の更なる需要拡大を予想。薄型基板内臓キャパシター材料「ファラドフレックス」もAIサーバーなどの分野で急速に採用が進展しているという。

■石油資源開発 <1662>  1,670円  +72 円 (+4.5%)  本日終値  東証プライム 上昇率9位

石油資源開発<1662>が急反発。株価は一時、前日に比べ9%高に買われ、株式分割考慮ベースで07年12月以来となる1700円台に乗せた。レアアース関連株として再評価機運が高まっている。同社など4社が14年に設立した「次世代海洋資源調査技術研究組合(J-MARES)」は南鳥島周辺のレアアース泥などの海底鉱物資源を対象にした調査技術や生産技術の開発に取り組んできた。同社は、J-MARESの後継組織として23年に設立された次世代海洋調査(東京都千代田区)にも出資している。

■システムサポ <4396>  1,589円  +60 円 (+3.9%)  本日終値

システムサポートホールディングス<4396>が大幅高で3日続伸。子会社のシステムサポートが8日、グーグル・クラウドの最先端AI技術を活用したEC事業者向けの生成AIソリューション「GEN-STEP」(ジェン・ステップ)の提供を同日から始めると発表しており、材料視した買いが集まった。GEN-STEPではテキスト入力のみで商品画像を生成したり、商品画像を1枚登録してイメージを指定するだけでプロモーション動画を作成したりすることができる。

■応用地質 <9755>  2,922円  +110 円 (+3.9%)  本日終値

応用地質<9755>が後場急上昇。午後1時30分ごろ、集計中の25年12月期連結業績について、営業利益が33億円から37億円(前の期比15.5%減)へ、純利益が35億円から39億円(同2.7%減)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感された。売上高は760億円(同2.6%増)の従来見通しを据え置いたものの、防災・インフラ事業で既に計上していた完成業務補償引当金について、設計や施工計画の精査により工事費用が減少したことに加えて、国内グループ各社で主要案件での増額変更や原価率の見直しに加え、一部費用の低減が進んでいることが要因としている。同時に、期末配当予想を47円から57円へ増額し、年間配当予想を100円(前期86円)とした。

■久光製薬 <4530>  6,440円  +240 円 (+3.9%)  本日終値

久光製薬<4530>が連日で急騰。2021年4月以来の高値をつけている。同社は6日の取引終了後、MBO(経営陣が参加する買収)の一環として、同社社長が代表者であるタイヨー興産(福岡県久留米市)が久光薬に対し株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表。非公開化を目的とし、買付価格は1株6082円となっている。TOB価格を意識した資金が流入することとなったが、足もとの久光薬の株価はTOB価格を大きく上回って推移している。アクティビストの登場により、TOB価格が引き上げられるとの思惑が広がっているもようだ。買付期間は7日から2月19日まで。TOBが成立した場合、所定の手続きを経て上場廃止となる見込みだ。

■セーフィー <4375>  894円  +30 円 (+3.5%)  本日終値

セーフィー<4375>が3日続伸。同社はきょう午前10時ごろ、施工・保守を専門に扱う新会社「セーフィーフィールドワークス」を設立したことを明らかにしており、今後の展開などが期待されているようだ。職人不足や資材高騰といった建設業界の環境変化に柔軟に対応し、より高品質なサービスを提供するため、建設業許可の取得により元請けとして大型案件を遂行できる体制を確立。これにより、カメラだけでなく周辺機器を含めた最適な製品選定から保守までを一気通貫で担うことができ、更なる事業拡大につながるとしている。

■ラウンドワン <4680>  1,157.5円  +33 円 (+2.9%)  本日終値

ラウンドワン<4680>が後場一段高。8日午前11時30分ごろ、12月の国内既存店売上高が前年同月比12.7%増になったと発表した。2カ月連続での2ケタ増収となっており、トップラインの拡大を評価した買いが入った。前年より土日祝日の雨天日が多かったことなどが追い風になったもようだ。なお、米国事業における月次売上高の開示は12月以降取りやめる。米国子会社2社について海外証券取引所におけるIPOを検討しており、情報管理の適正性を確保する観点から決めた。

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