ダウ先物は331ドル安 米司法省がパウエル議長に大陪審の召喚状送付=米国株
米株価指数先物(3月限)(NY時間08:47)(日本時間22:47)
ダウ先物 49395(-331.00 -0.67%)
S&P500 6966.00(-39.00 -0.56%)
ナスダック100先物 25746.50(-191.75 -0.74%)
きょうの米株価指数先物市場、ダウ先物、S&P500、ナスダック100とも下落。米司法省がパウエル議長にFRB本部の改修工事を巡る昨年6月の議会証言に関連して、刑事訴追の可能性を示唆する大陪審の召喚状を送付したことが明らかになり嫌気されている。市場では、トランプ大統領がFRBに圧力をかけようとする動きを一段と強めたものと受け止められ、リスクを減らす動きを強めている。
パウエル議長は日曜日の夜に異例のビデオ声明で、「FRB本部ビル改修を巡る上院銀行委員会での証言に関連して、連邦検察が刑事捜査を開始したことを確認した」と発表した。議長は、これはトランプ大統領による金融政策への介入を狙った新たな試みだとし、圧力には屈しないと強調した。
一部からは「市場はこうした展開を嫌う。問題はパウエル議長個人ではなく、FRBの独立性だ。この種のニュースが出ると反射的に売られる」との指摘が出ている。
昨年の米株式市場は、トランプ大統領のFRBへの圧力にもかかわらず、FRBが3回利下げを実施したことを概ね無視してきた。しかし、FRBは今月後半のFOMCでは、インフレと景気動向を見極めるため、追加利下げを見送るとの見方が大勢。トランプ大統領は利下げ継続を強く求めている。
政治に左右されるFRBはインフレ再燃を抑え込めなくなるとの警戒感も出ている。「これは明確なリスク回避だ。ドル、債券、株式が同時に売られる米国売りに繋がる可能性がある。昨年4月の関税ショック時と同様、米資産に対するリスクプレミアムが上昇するだろう」とのコメントも出ている。
今週の大手銀を皮切りに決算シーズンがスタートする。米大手証券のストラテジストからは、S&P500企業の10-12月期決算は市場コンセンサスを上回る可能性が高いものの、利益拡大は限定的に留まりそうだとの指摘も出ている。
アメックス<AXP>やマスターカード<MA>などカード株が時間外で下落。トランプ大統領が、「クレジットカードの年利上限を10%にしなければ、法律違反になる」と述べたことが材料視されている。JPモルガン<JPM>やキャピタルワン<COF>など銀行株も下落。
ウォルマート<WMT>が時間外で上昇。ナスダック・グローバル・インデックスが先週末引け後に、同社株をナスダック100指数の算出銘柄に採用すると発表した。
サン・カントリー航空<SNCY>が時間外で大幅高。アレジアント・トラベル<ALGT>が同社買収で合意したと発表した。現金と株式を組み合わせた買収で、総額15億ドルの取引となる。
女性用アパレルのJ.ジル<JILL>が時間外で上昇。取引開始前に11-1月期(第4四半期)のガイダンス修正を公表し、既存店売上高は減収見通しではあるものの、上方修正し、EBITDAも上方修正した。
(NY時間08:57)(日本時間22:57)時間外
アメックス<AXP> 361.25(-14.36 -3.82%)
マスターカード<MA> 564.83(-10.71 -1.86%)
JPモルガン<JPM> 321.60(-7.59 -2.31%)
キャピタル・ワン<COF> 228.50(-20.70 -8.31%)
ウォルマート<WMT> 118.27(+3.74 +3.27%)
サン・カントリー航空<SNCY> 17.90(+2.13 +13.51%)
J.ジル<JILL> 16.19(+1.23 +8.20%)
アップル<AAPL> 259.16(-0.21 -0.08%)
マイクロソフト<MSFT> 476.04(-3.24 -0.68%)
アマゾン<AMZN> 245.73(-1.65 -0.67%)
アルファベットC<GOOG> 327.03(-2.11 -0.64%)
アルファベットA<GOOGL> 326.48(-2.09 -0.64%)
テスラ<TSLA> 441.26(-3.75 -0.84%)
メタ<META> 648.25(-4.81 -0.74%)
エヌビディア<NVDA> 183.53(-1.33 -0.72%)
AMD<AMD> 202.14(-1.03 -0.51%)
イーライリリー<LLY> 1063.74(+0.18 +0.02%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース