話題株ピックアップ【夕刊】(2):豊田織、グロービング、サイゼリヤ
■豊田自動織機 <6201> 19,150円 +1,125 円 (+6.2%) 本日終値
豊田自動織機<6201>が急反発。14日の取引終了後、トヨタ不動産(東京都千代田区)などが実施する豊田織へのTOBに関して、TOB価格を従来の1万6300円から1万8800円に引き上げると発表しており、これを意識した買いが入った。
■グロービング <277A> 2,896円 +166 円 (+6.1%) 本日終値
グロービング<277A>は大幅高で3日ぶりに反発。14日の取引終了後に。26年5月期の連結業績予想について、売上高を115億5500万円から118億円(前期比42.9%増)へ、営業利益を37億5000万円から40億円(同42.8%増)へ、純利益を25億5700万円から28億900万円(同58.9%増)へ上方修正し、あわせて期末に初配当となる15円を実施すると発表したことが好感された。AI事業を起点とした共同開発型JI(ジョイント・イニシアティブ型)コンサルティングが引き続き拡大し、営業利益率の更なる上昇が見込まれることに加えて、賃上げ促進税制の適用により税金費用の減少が見込まれることが要因としている。なお、同時に発表した11月中間期決算は、売上高56億5100万円(前年同期比45.9%増)、営業利益21億300万円(同47.3%増)、純利益15億6200万円(同77.5%増)だった。JI型コンサルティングへのシフトが着実に進捗し、コンサルタントとAI事業人員を共同アサインしたプロジェクト運営を実施することで高い営業利益率を達成することができたとしている。
■サイゼリヤ <7581> 6,310円 +310 円 (+5.2%) 本日終値
サイゼリヤ<7581>は続急伸し、上場来高値を更新した。14日の取引終了後、26年8月期第1四半期(9~11月)の連結決算を発表した。売上高が702億8500万円(前年同期比14.7%増)、営業利益が46億6000万円(同18.9%増)だったとしており、業況を好感した買いが集まった。国内はメニュー施策やDX活用の効果により、既存店の客数と客単価がともに伸び、大幅な増収増益を達成した。なお、サイゼリヤは同時に取得総数20万株(自己株式を除く発行済み株式総数の0.4%)、取得総額10億円を上限とする自社株買いを開示した。取得期間は1月15日から2月12日までとし、東京証券取引所における市場買い付けで実施する。
■キユーピー <2809> 4,333円 +190 円 (+4.6%) 本日終値
キユーピー<2809>が大幅高で5日ぶりに反発。14日の取引終了後に発表した26年11月期連結業績予想で、売上高5300億円(前期比3.2%増)、営業利益380億円(同9.7%増)を見込み、年間配当予想を前期比1円増の65円としたことが好感された。前期に行った価格改定の浸透に加えて、今期も適切な価格改定の実施に取り組む見通し。また、新工場の稼働も寄与し海外事業の成長も続く。なお、前期に工場跡地の売却益を計上した反動で、純利益は255億円(同16.4%減)を見込む。同時に発表した25年11月期決算は、売上高5134億1700万円(前の期比6.1%増)、営業利益346億2800万円(同0.9%増)、純利益305億600万円(同42.4%増)だった。国内において主要カテゴリで迅速な価格改定を実施したことに加えて米州、アジアパシフィックで30年までの供給体制を構築したことなどが寄与した。同時に、上限を400万株(自己株式を除く発行済み株数の2.87%)、または100億円とする自社株買いを実施すると発表したことも好材料視された。取得期間は1月15日から11月30日までで、機動的な資本政策の遂行及び資本効率の向上を通じて、株主利益の向上を図ることが目的という。
■トランザクション <7818> 1,161円 +47 円 (+4.2%) 本日終値
トランザクション<7818>が大幅高で3日ぶりに反発。14日の取引終了後に発表した第1四半期(9~11月)連結決算が、売上高79億6600万円(前年同期比12.1%増)、営業利益18億2600万円(同18.3%増)、純利益12億2200万円(同17.0%増)と2ケタ増収増益となり、第1四半期として過去最高を更新したことが好感された。同社は、販促物を中心に法人顧客企業向けのコンシューマープロダクツの企画開発からデザイン、製造・加工、販売、マーケティング・セールスプロモーションに至るサービスを一貫して展開しており、エンタメ(IP)・推し活需要の拡大や大型案件の獲得などにより、各製品カテゴリーで売り上げが伸長した。また、利益率の高いDtoCサイト売り上げが好調に推移したことも寄与した。なお、26年8月期通期業績予想は、売上高295億円(前期比7.5%増)、営業利益61億円(同6.9%増)、純利益41億2000万円(同1.0%増)の従来見通しを据え置いている。
■東宝 <9602> 8,045円 +197 円 (+2.5%) 本日終値
東宝<9602>が大幅反発。14日の取引終了後に発表した第3四半期累計(3~11月)連結決算が、売上高2813億6600万円(前年同期比20.2%増)、営業利益600億9200万円(同13.8%増)、純利益465億8700万円(同36.5%増)と第3四半期累計業績として過去最高となり、あわせて期末配当予想を42円50銭から62円50銭へ引き上げ、年間配当予想を105円(前期85円)としたことが好感された。「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」「国宝」「劇場版『チェンソーマン レゼ篇』」「8番出口」などのヒットにより映画事業が好調だったほか、不動産保守・管理事業において新規案件を受注した不動産事業も業績を伸ばした。また、第2四半期に政策保有株式の売却益を計上したこともあり、第3四半期として売上高・各利益は過去最高を更新した。第3四半期時点で計画を上回って推移しているものの、会社側では第4四半期の映画事業が弱含み見通しであることなどを理由に、26年2月期通期業績予想は売上高3600億円(前期比15.0%増)、営業利益650億円(同0.5%増)、純利益475億円(同9.6%増)の従来見通しを据え置いている。同時に、2月28日を基準日として1株を5株に株式分割すると発表しており、これも好材料視された。投資単位当たりの金額を引き下げることでより投資しやすい環境を整え、株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることを目的としている。
■IDOM <7599> 1,336円 +28 円 (+2.1%) 本日終値
IDOM<7599>が高い。大和証券は14日、同社株の投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続するとともに、目標株価を1270円から1500円に引き上げた。同社は13日に決算発表を行い、第3四半期(9~11月)の連結営業利益は60億2100万円(前年同期比21.0%増)となった。中古車市況の上昇基調が強まるなか、高水準な小売台当粗利を維持しつつ、新規出店効果により小売台数が伸長した。同証券では、第3四半期は想定通りの好調な着地とみており、26年2月期通期の同利益は会社計画に対してやや超過が期待できると予想。また、本決算に向けて株主還元策に注目している。
■四国化HD <4099> 2,843円 +56 円 (+2.0%) 本日終値
四国化成ホールディングス<4099>が高い。正午ごろに集計中の25年12月期連結業績について、売上高が従来予想の700億円から707億円(前の期比1.7%増)へ、営業利益が100億円から108億円(同10.9%増)へ、純利益が70億円から83億円(同5.8%減)へそれぞれ上振れて着地したようだと発表しており、好材料視された。主力の化学品事業でファインケミカルが好調だったことに加えて、為替相場が円安基調で推移し輸出取引の収益性が向上したことなどが売上高・利益を押し上げた。なお、業績上振れに伴い、期末配当予想を25円から30円へ引き上げ、年間配当予想を55円(前の期50円)とした。
■ヴレインS <135A> 3,040円 -310 円 (-9.3%) 本日終値
VRAIN Solution<135A>は大幅安。14日取引終了後、第3四半期累計(25年3~11月)単独決算を発表。売上高は16億2800万円(前年同期比35.7%増)、営業利益は7400万円(同59.9%減)と増収減益だった。累計取引社数が順調に拡大し増収を達成した一方、利益面では拠点拡大や人員増強といった成長投資が重荷となった。大幅減益で着地したことがネガティブ視された。なお、会社側は通期の増収増益見通しを据え置いた。
株探ニュース