16日の米国市場ダイジェスト:米国株式市場は反落、次期FRB議長指名睨む
■NY株式:米国株式市場は反落、次期FRB議長指名睨む
米国株式市場は反落。ダウ平均は83.11ドル安の49359.33ドル、ナスダックは14.63ポイント安の23515.39で取引を終了した。
経済指標が予想を上回り、強い成長を期待した買いが続き、寄り付き後、上昇。同時に金利の上昇を警戒し、相場は伸び悩んだ。中盤にかけ、トランプ大統領が次期連邦準備制度理事会(FRB)議長候補として有力視されていた国家経済会議(NEC)のハセット委員長の指名に難色を示したとの報道で速やかな利下げ期待が後退。さらなる重しとなり、相場は下落に転じ、終了した。セクター別では不動産管理・開発や半導体・同製造装置が上昇した一方、耐久消費財・アパレルが下落。
メモリー半導体、マイクロン・テクノロジー(MU)は同社取締役による株式購入が当局への届け出で明らかになり、上昇。電力会社のGEベルノバ(GEV)はトランプ政権が中間選挙に向け国民の電気料金を引き上げることなく、人工知能(AI)分野での国際的優位確保に必要なデータセンターの電力確保のため、国内最大の電力網運営会社PJMインターコネクションに対し、緊急の電力入札実施を指示する方針との報道で、上昇。一方で、現在工場を運営しているビストラ・コープ(VST)やコンステレーション・エナジー(CEG)はそれぞれ下落した。電気通信会社のASTスペースモバイル(ASTS)はミサイル防衛局「拡張可能国土革新企業多層防衛(SHIELD)」契約企業に選定され、大幅高。
ベッセント財務長官はインタビューで、次期FRB議長を巡る決定はダボス会議前後になるとの見解を示した。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ハセットNEC委員長の次期FRB議長指名確率低下でドル反発
16日のニューヨーク外為市場でドル・円は157円82銭へ下落後、158円27銭まで上昇し、158円09銭で引けた。日本の通貨当局による円安是正介入を警戒した円買いが強まった。その後、トランプ米大統領の発言を受け、次期連邦準備制度理事会(FRB)議長としてハセット国家経済会議(NEC)委員長が指名される確率が大幅に低下し、連邦公開市場委員会(FOMC)がハト派に傾斜するとの思惑が後退し、金利が上昇。ドルの買戻しが強まった。
ユーロ・ドルは1.1627ドルへ上昇後、1.1585ドルまで下落し、1.1601ドルで引けた。ユーロ・円は183円75銭から183円21銭まで下落。ポンド・ドルは1.3408ドルへ上昇後、1.3366ドルまで下落した。ドル・スイスは0.8006フランへ下落後、0.8036フランまで上昇した。米イラン緊張緩和で安全通貨としてのフラン買いが一段と後退した。
■NY原油:強含み、一時60ドル台前半まで戻す
16日のNY原油先物2月限は強含み。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物2月限は、前営業日比+0.25ドル(+0.42%)の59.44ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは58.94-60.18ドル。週末前でポジション調整的な取引が主体となった。供給不安は高まっていないものの、中東情勢のすみやかな改善は期待できないため、米国市場の前半にかけて60.18ドルまで反発する場面があった。通常取引終了後の時間外取引では主に59.50ドルを挟んだ水準で推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 52.97ドル +0.38ドル(+0.72%)
モルガン・スタンレー(MS) 189.09ドル -2.14ドル(-1.11%)
ゴールドマン・サックス(GS)962.00ドル -13.86ドル(-1.42%)
インテル(INTC) 46.96ドル -1.36ドル(-2.81%)
アップル(AAPL) 255.53ドル -2.68ドル(-1.03%)
アルファベット(GOOG) 330.34ドル -2.82ドル(-0.84%)
メタ(META) 620.25ドル -0.55ドル(-0.08%)
キャタピラー(CAT) 646.89ドル -0.29ドル(-0.04%)
アルコア(AA) 60.07ドル -3.74ドル(-5.86%)
ウォルマート(WMT) 119.70ドル +0.50ドル(+0.41%)
《YY》