話題株ピックアップ【夕刊】(1):ミツバ、アイスペース、イオン
■ミツバ <7280> 1,454円 +300 円 (+26.0%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率トップ
ミツバ<7280>は急反発し、昨年来高値を更新した。同社は自動車のワイパーに用いるモーターを主力製品とする自動車部品メーカーで、昨年11月には三恵技研工業(東京都北区)やFuture Materialz(同杉並区)とともに、希土類(レアアース)を使わない強磁性窒化鉄系磁石を開発し、同磁石が車載電装モーターとしての性能を持つことを確認したと発表している。日中関係の悪化を背景にレアアースの調達網強化と製造業全般での脱レアアース化の重要性が説かれるなか、足もとで同社に対する投資家の注目度が急上昇している。17日には日本テレビ系列のニュースにおいてミツバが取り上げられ、レアアースを使わないモーターが紹介されたことも、刺激材料となった。
■ispace <9348> 604円 +52 円 (+9.4%) 本日終値
ispace<9348>は3日続伸。前週末16日の取引終了後に、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が公募した宇宙戦略基金(第2期)の技術開発テーマ「月極域における高精度着陸技術」に採択されたと発表しており、好材料視された。公募に対して、技術開発課題「南極近傍への高精度着陸と通信中継衛星を用いた極域でのペイロード活動支援」を提案し採択された。支援上限額は200億円で、これを受けてランダーを中心とする技術開発を推進する。また、今回の採択をもって、29年の高精度月面着陸を目指し、ミッション6の月着陸船(ランダー)開発を開始するとあわせて発表した。
■技術承継機構 <319A> 12,620円 +880 円 (+7.5%) 本日終値
技術承継機構<319A>は反発。前週末16日取引終了後、各種産業機器・機械の切削加工を行う堀越精機(東京都大田区)を買収すると発表した。堀越精機の発行済み株式100%を26億1200万円で取得する。
■イオン <8267> 2,257円 +141 円 (+6.7%) 本日終値 東証プライム 上昇率7位
イオン<8267>が急伸したほか、トライアルホールディングス<141A>、セブン&アイ・ホールディングス<3382>、ライフコーポレーション<8194>など小売り関連株が広範囲に買われた。今週23日に召集される通常国会冒頭での衆院解散が確実視され、総選挙が行われる方向にあるなか、自民党の鈴木俊一幹事長が前日に時限的な「食料品の消費税率ゼロ」を衆院選の公約に盛り込むことに前向きな姿勢を明示している。国民の物価高に対する懸念が根強いなかで、食品関連株を強く刺激する格好となった。
■イーレックス <9517> 644円 +14 円 (+2.2%) 本日終値
イーレックス<9517>が後場に強含んだ。米ブルームバーグ通信が19日、「新電力の大手イーレックスは、昨年10月に民事再生法適用の申請をした電力卸企業エネトレード(東京・港)のスポンサーになるため交渉を進めている」と報じ、材料視されたようだ。協議がまとまれば、エネトレードは事業をイーレックスに譲渡する契約を結び、3月末ごろの移管を予定していると伝えている。
■エニマインド <5027> 665円 +14 円 (+2.2%) 本日終値
AnyMind Group<5027>は3日続伸。前週末16日の取引終了後に、タレントプロダクション事業などを行う子会社GROVEを通じて、クリエイター支援事業を展開するBcode(東京都港区)の全株式を1月16日付で取得し子会社化したと発表しており、好材料視された。Bcodeは、TikTok LIVEを中心に強固なファンコミュニティを持つ700人以上のライバーアセットを擁しており、子会社化によりエニマインドグループのソーシャルメディアマーケティングやソーシャルコマース体制の強化を図るのが狙い。また、GROVEが展開するタレントマネジメント事業との連携を通じて、ライバーの継続的な育成やトップクリエイターの活動展開を支援し、オンライン・オフラインを横断したソーシャルコマース支援を更に強化する。取得価額は非開示。なお、26年12月期業績に与える影響は軽微としている。
■高砂香料工業 <4914> 1,568円 +32 円 (+2.1%) 本日終値
高砂香料工業<4914>が続伸。前週末16日の取引終了後に、保有する久光製薬<4530>の株式の全てについて、MBOに伴うタイヨー興産(福岡県久留米市)によるTOBに応募すると発表。それに伴い26年3月期に投資有価証券売却益24億800万円を特別利益として計上する見込みとしたことが好材料視された。
■住友重機械工業 <6302> 4,861円 +97 円 (+2.0%) 本日終値
住友重機械工業<6302>が強含み、昨年来高値を更新した。同社はきょう、がん治療薬の実用化に向けた「アスタチン核医学治療社会実装共同研究部門」を大阪大学と設立したと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。この共同研究部門は、がん細胞をピンポイントで攻撃できる新しい治療法として注目されている「アスタチン-211」を用いたアルファ線核医学治療薬の実用化に向けて、その原料となる放射性同位体「At-211」を、薬剤原料として安定的かつ高品質に製造・供給するための技術基盤及び品質標準を確立することを目的としたもの。この研究開発成果をもとに、同社が市場供給を担う体制のもとで産官学が連携し、「At-211」を基盤とする新規アルファ線核医学治療薬の実用化と普及を支える持続的な社会実装基盤の構築を進めるとしている。
■meito <2207> 2,524円 +23 円 (+0.9%) 本日終値
meito<2207>が続伸。前週末16日の取引終了後に自社株63万7600株(消却前発行済み株数の3.68%)を10月30日付で消却すると発表しており、好材料視された。なお、消却後の発行済み株数は1665万1708株となる。
■マネックスグループ <8698> 730円 -40 円 (-5.2%) 本日終値 東証プライム 下落率6位
マネックスグループ<8698>が5日ぶりに急反落した。SMBC日興証券が前週末16日、マネックスGの投資評価を最上位の「1」から3段階で真ん中の「2」に引き下げた。目標株価は1020円から820円に減額修正している。クリプトアセット事業のバリュエーション下落を主因とし、現状のコインチェック・グループ<CNCK>に関して上場関連コストを上回る成長ができていないと判断した。同証券はマネックスGの27年3月期純利益予想を従来の172億円から124億円に引き下げている。
株探ニュース